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介護業界を目指す方へ

2021.04.13 UP

未経験で活躍する方をインタビュー!ひとりひとりの「はたらく」ストーリーVOL.3

未経験から介護の仕事を始めて活躍する方をインタビューし、おひとりおひとりの「はたらく」ストーリーをご紹介!第3回目は、【社会福祉法人若竹大寿会 1年目 佐藤優萌(さとう ゆめ)さん 】のストーリー。福祉学部以外の学部を卒業し、2020年4月にフードケアスタッフ第一期生として入職した佐藤さん。介護の仕事を始める前から今まで経験したこと、考えてきたことをお聞きしました。

散歩で出会うお年寄りと仕事の軸とのつながり。

――管理栄養士を学んだきっかけと、当時の就活の様子を聞かせてください!
高校の時から理系が得意で、管理栄養士か看護師の2択に絞り、食べることが好きだったので管理栄養士に進みました。大学3年3月から就職活動を始め、就職サイトを見始めたのですが、情報をみていただけでしたね。実習もあったので、面接の日程をずらす必要があったりと、中々踏み出せなかったんです。そこで、若竹大寿会の説明会が、たまたま実習休みの土日に開催されていて、しかも家がたまたまその施設の目の前に!偶然が重なって説明会に行ってみたのですが、これが唯一の就活だったんです。

――介護業界で今の職種として働くことを決めるまでの『できごと』や『考えたこと』を詳しく教えてください!
高齢者はもともと好きだったんです。自分の祖父母が好きだったことに加えて、高齢者は良い人しかいない、と思ってこれまで生きてきたんです(笑)実際みんな優しかったですね。例えば、散歩が好きで、良くバス停で待っているおばあちゃんや、ぼーっとしているおばあちゃんに話しかけていました。話しかけてみると、しかめっ面をしていた方も“にこっ”と笑顔で接してくださって。そんな時に慈愛の気持ちとか、嬉しいなぁという感情になるんですよね。
就職先を探していた時は、保育園から学校、病院、薬局、介護施設と、人のライフステージに合わせて幅広くある職種だったので、選択肢が多い分、逆に自分はどこが合うんだろうと悩んだ時期はありましたね。そんな時、過去に参加したデイサービスのインターンシップを通じて、もともと高齢者が好きだったんだと再確認し、就職先としても高齢者分野を意識するようになりました。デイサービスという日中の時間だけではなく、365日生活全般をケアする“施設”介護のことが知りたくて、調べていたところ、若竹大寿会を見つけて説明会に参加したんです。管理栄養士ではなくフードケアスタッフという職種を選んだのは、人と接することができる仕事だったからですね。また私が第一期生と、始まったばかりの職種かつ新規施設の立ち上げ期で、仕事内容も明確には決まっておらず、作り上げていくような仕事が、生き生き働けそうと思ったんです。

――説明会や面接等でその時に感じた法人や施設の印象は?
法人の理念や高齢者への想い、考え方、職員へ想いや配慮が伝わってきて、すごく素敵な良い会社だと感じましたね。また、人事部の方の人柄がすごく良かったですね。選考に進んだ人への「ありがとう」という感謝の気持ちを強く感じたんです。ここより良い会社なんてないんじゃないかというくらい (笑)印象的な言葉で「私たち企業側が選ぶのではなく、みなさんに選んでもらえたら嬉しいです」というのが心に残っています。私は元々、就活はふるい落とすような印象だったのですが、歓迎ムードでお茶も出してくれたり、もてなしてくれて全然違う印象でした。また、選考も実習のスケジュールに柔軟に合わせてくれて、とてもやりやすい環境で就活ができました。

 

新しい職種でも不安にならなかったのは、提案を受け入れてくれたり丁寧に教えてくれたから

――今の仕事内容について、教えてください
ショートステイを担当しており、日勤の場合は昼から夜の生活を過ごすための支援をしています。【入浴介助、昼食の準備、食事介助、口腔ケア、配薬、排せつ介助、記録等の事務作業】等々ですね。夜勤の場合は、夜寝る前から起きた後の支援として、【事務作業、夕食の準備、就寝の準備、掃除、退所の準備、物品補充、朝になったら起床介助、朝食】と続きます。ショートステイは、宿泊のために使ったりするため、普段家にいる方が多く帰宅されたいという願望が強い方がいて、その点は他の部署より大変かもしれないですね。「お茶でも飲みましょう」と声をかけたり、リラックスできる音楽流したり、ホットタオルで温まっていただいたりと、まずは落ち着いてもらえるように、安心できる空間を作るように試行錯誤しています。


▲ご利用者と一緒に過ごす時間が楽しいという佐藤さん

――入社前に考えていたことと入社後のギャップはありましたか?
実際に入社してみて、フードケアスタッフも「がっつり介護をするんだな」という気持ちが正直なところでした。ただ、抵抗はなかったし、介護の仕事っていいなと思えましたね。人の生活を支援することが初めてだったので、新鮮でした。例えば、認知症の方でも、それぞれ違う反応が返ってきたリ。嬉しかったエピソードとしては、物忘れの症状があるおばあちゃんがいて、私の名前も何度も忘れてしまっていたのですが、ある時、私の名前を言ってくれるようになったんです。こちらが決めつけて諦めるのではなく、ケアひとつひとつを積み重ねることで解決できたり、気持ちを通わせることができるんだなと感じました。

――新規施設かつ新しい職種でしたが、つらかった事ややりづらかったことはありますか
手探りの状態で「こうやる」という決まりが無い状態だったのですが、みんなで作っていこうっていう意識を醸成してくれ、先輩は意見を吸い上げようとしてくれました。なので、私はやりづらさを感じたことはなかったですね。また、先輩が優しく丁寧に教えてくれていたこともあって辛いと感じませんでした。最初は、先輩の後ろについて歩いていき、徐々に自分もケアに入り、できるようになるまで、先輩は後ろで見守っていてくれました。見て聞いて自分で実行させてくれることで、ひとつひとつ着実に身に着けていくことができたと思います。大体、3か月くらいで独り立ちしましたね。1~2か月で慣れてきたかなという印象です。

――管理栄養士の勉強が介護の仕事で活きたことはありますか
まだこれ!といったものはないのですが、各フロアに一人ずつ管理栄養士がいるので、食事量や体重が落ちている人がいたらアプローチの仕方を管理栄養士の職員と相談しています。また、その方の状態に合わせて、「この料理なら食べれるんじゃないか?」ということを一緒に考えることができることは、管理栄養士の勉強をしてきたからこそかなと感じます。


▲イラストも得意な佐藤さん。メニューの作成を担当することも。(左)行事ごとに作る食事(右)

 

管理栄養士×ケア。両者の懸け橋になりたい!

――プライベートではどのように過ごされているんですか?
社会人になってから一人暮らしを始めたのですが、一人暮らしが楽しすぎて充実してます(笑)!散歩をするだけでも、新しい街に来たので探検みたいな感覚ですね。素敵なカフェを見つけたらフラッと入ったり、あとは料理が好きなので、色々な食材を買ってきて料理をしています。

――介護の仕事についてどう思いますか?
人と人とが向き合い、心と心で関わっていく仕事、そして人と人とが一番密接している仕事だと思っています。私にとっては、温かくて面白い職場なので、今後も続けていきたいと思っていますね。

――これから先「頑張ろう」と思っていることはなんですか?
この1年、新型コロナウイルス感染拡大もあって、食事を通じての行事を開催できませんでしたが、ケア業務にしっかり入れたからこそ、見える部分もありました。お年寄りがご飯を食べている姿を見て、こういう風にをしたら食べやすいんだなと。この経験を活かして、管理栄養士と介護職の懸け橋になるような役割を担っていきたいと思っています。

――佐藤さん、素敵なお話をありがとうございました!

【社会福祉法人若竹大寿会】
神奈川県にある社会福祉法人若竹大寿会は、『職員一丸となって人を幸せにします』というビジョンのもと、1989年に設立。(https://wakatake.net/)。神奈川県横浜市、東京都品川区に高齢者向け、障がい児・者向けに幅広い事業を展開。未経験の方に活躍していただくための制度・取組事例はコチラ

【文: HELPMAN JAPAN 写真: 社会福祉法人若竹大寿会 提供】

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