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介護業界を目指す方へ

2021.03.22 UP

営業職の経験を活かして、未経験から介護業界へ。マネジメントの仕事と、双子の子育てを両立

未経験から介護の仕事を始めて活躍する方をインタビューし、おひとりおひとりの「はたらく」ストーリーをご紹介!記念すべき第一回目は、【ベストリハ株式会社 4年目 齋藤 拓也(さいとう たくや)さん 】のストーリー。2017年8月に入職してから約1年半で所長になった、現在20代の齋藤さん。介護の仕事を始める前から今まで経験したこと、考えてきたことをお聞きしました。

「人の感情に触れたい」営業の仕事を通じて考えた仕事の軸。

――2017年に入社されて3年少々経つのですね。入社までどのような経緯だったのですか?
新卒で広告代理店の営業を1年数カ月ほど経験しました。営業職は楽しかったのですが、自分の仕事の軸を考えたときに、もう少し身近な存在として人と関わりたいと思ったんです。営業の場合、“会社”と“会社”の関係なので、商品や会社を通じた会話や人間関係になってしまい深くかかわっているという感覚が少なかったんですよね。ふと、“もうちょっと人の感情に触れたい”と思ったんです。そこで、営業職以外の仕事で働くことを考えるようになりました。

――その中でも介護・福祉の仕事で働こうと考えるようになったきっかけは?
転職を考えたタイミングで祖母が介護を必要な状況になり、母が介護士になったんです。近くで見ていて、身近な仕事として捉えられるようになったことが理由の一つですね。ただ、転職当時の軸は“人と関われる仕事”だったので、アパレルの仕事とも迷っていました。ベストリハの選考に参加してからは、介護に傾いていて…。いくつか内定をいただいていた頃には、介護業界に絞っていましたね。就職活動を通じて、“人と関われる仕事”という軸に加えて、「深く人と向き合う」ということも軸の一つになっていたことから、よりピッタリな介護の仕事を選びました。

――介護の会社の中でも現在の会社を選んだ理由は?
いくつかあって、まずは面接官の方が楽しそうに話をしてくれたことですね!スタッフもご利用者様も笑顔が多いという話や具体的な一日の仕事の話、何をするかなどが聞けたことで、働くイメージができました。また、現場体験が1日あったことも良かったですね。「ダメならダメで(難しいと思ったら辞退しても)いいよ」という気軽な気持ちで体験させてくれましたが、実際に体験してみると楽しかったんです。それが最後の決め手ですね!職員の皆さんやご利用者様の雰囲気がとても明るく、優しくて、現場体験をしていた私を気に掛けてくれたことが嬉しかったですね。こんなデイサービスがあるんだ、ということにびっくりしました。

――未経験でチャレンジされるというのは勇気がいりそうですが、転職をするときに悩んだことや不安に思っていたことはありますか?
転職時に様々なHP、SNS、転職サイトを見ましたが決め手に欠けました。一番気にしたことは、望んでいる環境と会社の環境とにギャップは無いか、でした。例えば人間関係や福利厚生などは、インターネット上の情報だけではわからなかったのが不安でした。また、未経験で入る事に多少のためらいがあったため、学べる環境や教育、研修制度の豊富さ、フォローアップ体制が充実しているかも確認しましたね。ベストリハは面接の段階で具体的な提示があり、現場体験もあったため安心できました!

 

毎日「今日どうだった?」と気に掛けてくれる上司。安心できる環境が今のキャリアを作るきっかけに。

▲店舗スタッフの皆さんと(後ろ列の真ん中が齋藤さん)

――入社後のギャップはありましたか?
良い意味でのギャップがありました。ベストリハの選考を受ける以前は、介護施設に明るいイメージが無かったんです。暗い、きつい、汚いというイメージや、ご利用者様の認知症の症状による徘徊や寝たきりの状態に対してどう対応したらいいのだろう?という漠然とした不安がありました。これは介護について、ネットやニュースで調べた中で私が感じたイメージでした。実際を知らなかった、ということが不安やマイナスイメージの要因となっていたと思います。先程お話しした、現場体験をしてから入社したことで、当初感じていたマイナスイメージは無くなりましたし、現場に入ったらもっと楽しかったですね。

――ぜひ入社後のこと、特に入社して1年半程度で所長になった経緯も教えてください!
2017年8月入社し、1年後に主任となりました。その後、2019年3月ごろに所長にキャリアアップしました。入社当初から主任になりたいという明確な目標があったので、上司に相談したところ、どうすれば役職に就くチャンスがもらえるか、という「キャリアマップ制度」を教えてもらいチャレンジしました。役職に就きたいと思ったのは、所長になればご利用者様のためにできることも増えるし、マネジメントという役割を経験してみたかったからです。その思いに至ったのは、入社後の直属の上司の存在ですね。とても頼りになる所長でした。スタッフに目をかけてくれて、毎日「今日どうだった?」など気に掛けてくれ、働く上で安心できる環境を作ってくれていたんですよね。前の職場ではこういう声掛けをしてもらえたことってなかったので、嬉しかったですね。

――今上司の立場として、未経験の新人スタッフからはどのような悩みを相談されますか?
未経験で入職した職員からは、「高齢の方や疾患をお持ちの方との接し方わからない」、という悩みを耳にすることが多いですね。そういう時は、その職員とご利用者様が仕事上の関係になっているのではないかと感じます。”高齢“”疾患“というフィルターを外して、自分のおじいちゃんやおばあちゃんと接するように、距離を詰めていきます。ご利用者様と楽しく過ごすことができるようにコミュニケーションを取ってから、その方の状態に向き合ってリハビリをしていけば良いんじゃない、と伝えています。

 

明るい楽しい職場・業界なんだよというのを知ってもらいたい!伝えていきたい!

――プライベートではどのように過ごされているんですか?
年間休日は120日以上と、しっかり休みをいただいているので、プライベートも自分の時間を楽しんでいます。最近、自分の子どもが生まれたばかりでして、一緒に過ごすことが多いですね。実は…ふたごなんですよ!!子育てに励むほかは、ジムに行って鍛えたり、映画に行くなどしてリフレッシュしています!バスケもたまにやっています!

▲バスケ仲間と(後ろの列の一番右が齋藤さん)

――仕事もプライベートも充実されていますね!これから頑張ろうって思っていることはなんですか?
一人でも多くのご利用者様に、元気に楽しくなって欲しいと思っています。「●●さんって、ベストリハのデイサービスに来てから笑顔増えたよね」みたいな場面を増やしていきたいです。もう一つありまして、自分の転職活動当時と同じように、介護業界に対してマイナスイメージを持っている方に、明るく楽しい職場・業界なんだよというのを知ってもらいたいですね。それを自分が伝える立場として頑張っていきたいと思っています!

――最後に、これから介護業界での仕事に挑戦される方へのメッセージをお願いいたします。
介護と聞くともしかしたら寝たきりの方のお世話や車椅子の方ばかりと触れ合うという、どちらかというと大変なイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかし、実際は沢山の笑顔に触れることができ、私達の想像以上に元気な方々がたくさんいらっしゃいます!人への思いやりを持てる方、寄り添える方が輝ける場所です!そんな方は是非一緒に介護業界で働いていきましょう!

――齋藤さん、素敵なお話をありがとうございました!

【ベストリハ株式会社】
東京都にあるベストリハ株式会社は、『介護・医療とITで不自由な世界を変える』というビジョンのもと、2011年に創業。(https://bestreha.com/)。通所事業(デイサービス27拠点・てへぺろレストラン)や訪問事業(訪問看護18拠点・訪問介護)等を展開。未経験の方に活躍していただくための制度・取組事例はコチラ

【文: HELPMAN JAPAN 写真: ベストリハ株式会社 提供】

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