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2021.10.07 UP

コミュニケーションツールで理念浸透や文化醸成まで『Talknote』/介護・福祉業界におけるお悩みと解決策をご紹介 vol.3

介護・福祉の分野では、ご利用者様のケアのほか、経営・現場人事まで幅広い困りごとや悩み事に日々直面しています。そんな皆様に向けて、介護・福祉業界を良くしようと支援する様々な民間企業の方にお話をお伺いし、困りごとの解決に役立つような情報をご紹介します。

今回のテーマは【コミュニケーション×ICT】。Talknote株式会社様に詳しいお話をお聞きしました!

組織課題を解決に導く組織開発クラウド

――どのようなサービスを提供していますか?
Talknoteは、共通の価値観が浸透した良い会社をつくることをミッションとしたコミュニケーションツールです。組織内のコミュニケーションを活性化させ、社内のあらゆる情報を資産化し、理念浸透や文化醸成を促進します。私たちは【主体的にイキイキと働ける、夢と希望にあふれた世界をつくりたい。そのためには、会社の理念が浸透し自分の仕事・職場に誇りを持って働ける環境にしていきたい。】そんな想いからTalknoteをはじめました。

介護・福祉業界でみられる問題

――介護業界におけるどんな問題に対峙されているんですか?
<「コミュニケーション不足による思考、価値観のズレ」>
介護業界での平均離職率は15.4%(※介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査」)と、産業計の離職率14.6%に比べて、大きくは変わらないものの、若干高い水準となっています。離職の大きな原因の一つに、経営陣とスタッフ間での「コミュニケーション不足による思考、価値観のズレ」があると考えられます。というのも、施設を複数運営している法人様も多く、離れた拠点にいるスタッフ一人ひとりとのコミュニケーションを十分に取ることが難しく、経営理念や方針が正しく伝わらないという課題感を抱えているという声をよくお聞きします。さらに、同じ施設内でのスタッフ同士のコミュニケーションにおいても、介護業界特有ですが、スタッフによって働く時間がバラバラだったり、施設内が広いがゆえに距離が離れていたり、様々な職種のスタッフが働いていたり、スタッフ数も多いため、朝礼等を定めてもスタッフ全員が参加することができなかったりと、十分にコミュニケーションを取れていないのが現状です。

問題を解決した事例

――どのようにそれらの問題を解決しているんですか?
事例を元に、ご紹介いたします!

◎「コミュニケーション不足による思考、価値観のズレ」の解決策

▲事例をご紹介いただいた株式会社メディプランの職員様

大阪府内で有料老人ホームを7施設と調剤薬局を2店舗展開する株式会社メディプラン様。メディプラン様では離職率が35%ほどまで高まった時期があり、100名離職し100名採用するような状況で、採用費がかさみ経営を圧迫していました。離れた拠点のスタッフとのコミュニケーション不足解消を目的にグループウェアを導入たものの、グループウェアでは「1対1」「1対多(一方通行)」のやりとりがメインで、双方向型のコミュニケーションには適さず、コミュニケーションの活性化には繋がらなかったということもありました。また、せっかく経営陣から全社への情報共有をした際にも、一方通行となってしまうが故に、おそらく内容を確認していないスタッフも少なからずいたそうです。

そこで、離職率の改善やスタッフ同士のコミュニケーション不足の解消を目的にスタッフ約290名を対象にツール(Talknote)を導入いただきました。ツール(Talknote)を導入したことで、一番の課題であったスタッフの離職は当時と比べて5割ほどまで減少させることができました。

離職率が改善した理由としては、ツールの導入により施設の垣根を超えて気軽にコミュニケーションができるようになり、情報伝達スピードが圧倒的に早くなったこと。それに加え、経営陣の思いなど伝えたいことを全社へ発信しやすくなったためです。Talknoteは、投稿を確認したかがメンバー単位でわかる既読未読機能や、発信に対して気軽にリアクションできる「いいね!」「コメント」機能が備わっているため、スタッフのリアクションが見えやすく、一方的なやり取りに留まらない、双方向型のコミュニケーションができるのもメリットのひとつ。日常の情報交換に加え、施設間のノウハウ共有、コメントを通じて議論し合う等、Talknoteを通じて、職場環境を活性化するための土壌が育っていきました。
また、それぞれのメンバーや施設におけるコミュニケーションの活性度合いを可視化する「組織活性スコア機能」の活用により、部署ごとの状態を定量的に把握することもできました。

導入したメディプラン様では、「介護はチーム力を求められる仕事」でもあると捉えており、チーム一丸となるためにもメンバーごとのコミュニケーションの状態やチームの状態は特に注視されていたそう。しかし、複数・他職種の職員が集まる介護施設では、一部のスタッフが声を上げて積極的に発信する一方で、そうではない人は目立ちにくい。このツールを使い数値で状態を見える化することによって、組織全体のコミュニケーションの底上げを図ることにつなげていただけました。例えば、経年で数値を追うことができるため、以前に比べ急に数値が低くなった部署のその原因を探り解決をすることや、消極的なスタッフに対する管理職からのフォローをすることなど、組織へのアプローチに加え、一人ひとりに寄り添う重要性の再認識にもつなげていただきました。

その結果、会社としての一体感が生まれてスタッフのやる気も上がり、離職率が35%から17%に減りました。また、新たな採用をしなくてよくなったことで、採用・入職・育成に関する業務負担も軽減。長く続ける人が多くなったことで、介護の質も高まっており、Talknoteがその一翼を担っています。

今よりもっと良い施設運営を目指す方へ

◎社内コミュニケーション環境の整備において重要なこと
なにが離職の原因になっているのかは百社百様(千差万別)ですが、メディプラン様のようにコミュニケーション不足により経営陣と現場スタッフとのあいだに思考のズレが生じ、離職に繋がってしまっている施設は少なくありません。社内コミュニケーション環境を整備する際には、経営陣の思いをスタッフに伝える機会をつくり理念の浸透を促すことや、スタッフ同士での意見交換の場面を増やし、それぞれの人となりが見えるようなコミュニケーションを推進するなど、日々のタテヨコナナメのコミュニケーションを強化することが重要です。

今後も私たちは、ツールの提供を通じ、コミュニケーションから価値観の浸透を促進し、よりよい職場づくり、施設づくりの支援を目指してまいります。

今回ご紹介した企業

◆Talknote株式会社(https://talknote.com/
「Talknote」は、『共通の価値観が浸透した「いい会社」をつくる』をコンセプトに、日々のコミュニケーションをもとに組織課題を解決に導く組織開発クラウド。2011年に提供開始。飲食/医療/小売/製造/ITなど幅広い業界で、約1,000社の企業へ導入。2017年に「第2回HRテクノロジー大賞」を受賞したほか、 蓄積された利用データをもとにメンタルヘルス不調や退職意向などに繋がる可能性のある利用者の心理変化を早期に発見する「アクションリズム解析」で特許取得済み。2020年に「ホワイト企業アワード」プラチナ認定取得、「働きがいがある会社ランキング」ベストカンパニーにも選出。

【文: Talknote株式会社,HELPMAN JAPAN 写真: Talknote株式会社 提供】

 

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