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2013.12.03 UP
コーヒーやお茶を飲みながら、認知症のことや介護について気軽に語ることができる「認知症カフェ」が、いま全国で急増しているのだとか。
認知症カフェは、病院や介護施設が主体となってイベント的に行っているものから、地域住民や個人が自宅などの空きスペースを利用して開くものなど、その形態はさまざま。認知症患者と家族、地域住民や専門家が同じ空間に集まることで、認知症患者と地域住民のコミュニケーションや、住民同士で認知症患者を支え合う基盤づくりにも一役買っているのだそうです。
例えば、ある認知症カフェは町内会が主体となって定期的に開かれていて、コーヒー1杯100円で医師に相談することができ、介護経験者からアドバイスも受けられるといいます。同じ立場に置かれている人と交流することで、介護の息抜きの場としても利用できそうですね。
認知症カフェの取り組みは、厚生労働省が2012年に発表した、「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン」)でもサポートされています。
まだまだ始まったばかりの取り組みですが、自分の住んでいる町にできたらぜひ利用してみたいですね!
【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】