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いま、全国の自治体で進められている「健康マイレージ制度」をご存じですか?

これは、高齢者をはじめ、健康に無関心な人にも積極的に健康づくりを行ってもらうために、健康診断の受診やスポーツ教室への参加など、自治体が定めた健康づくりを行った住民に“うれしい特典”があるというもの。

例えば、静岡県では地域の飲食店や商店と連携し、健康づくりを行った住民に対して「ふじのくに健康いきいきカード」を発行。お店でカードを提示すれば、ドリンク無料や商品の割引サービスなどを受けることができるんです。

こうした制度に企業が参入するケースも多く、福島県会津美里町では電気機器メーカーのオムロンと連携し、町民が通信機能付きの血圧測定機器を使用するたびに、商品券などと交換可能なポイントがたまるシステムを導入。

日々の測定データは地域の病院に転送されるため、血圧が急激に高くなった場合などには、保健師が電話で注意を促すこともできるのだそう。

2014年12月から2015年3月には、産官学連携で全国6都市の40歳以上の住民1万人以上を対象にした大規模な社会実証実験が行われ、厚生労働省も保険制度上の対応や環境の整備など、さらなる普及策を講じることを目指しているといいます。

健康マイレージ制度が全国で定着すれば、医療費や介護費の抑制につながるだけでなく、運動や買い物目的の外出機会が増えて、住民同士の活発な交流も期待できそうですね!
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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