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2013.12.16 UP

介護保険も利用可能 高齢者に優しいタクシーとは?

行きたいところならどこへでも“Door to Door”で行けるタクシー。そんなタクシー業界に「介護タクシー」と呼ばれるサービスがあるってご存じですか?

介護タクシーとは、福祉サービスを行う「福祉タクシー(※1)のなかでも、公共交通機関を一人で利用できない高齢者や障がい者を対象にしたサービスのこと。ヘルパー資格を持った専門の乗務員が、車の乗り降りや移動の介助をしてくれるんです。

車両も一般的なタクシーと異なり、乗り降りが楽にできる回転シートを装備したものや、車椅子専用車、寝台専用車など、さまざまなラインナップがあります。

タクシー会社や利用者の健康状態によって、サービスの内容や料金は異なりますが、「介護が必要な状態である」と認定を受けている要介護者なら、介護保険を利用できるのもメリットのひとつ(※2)。

もちろん、要介護と認定されていない方でも、友人や家族とのお出かけ、冠婚葬祭など、行きたいところへ介助付きで移動できるのが、介護タクシーの便利なところです。

介護タクシーを含む福祉タクシーの台数は、平成25年3月末時点で1万3,856台(※3)。一般的なタクシーに比べればまだまだ少ないものの、その数は年々増加していて、平成32年までには倍以上の2万8,000台の導入を目指しているのだとか。

高齢者にとって住みやすい地域社会づくりは、こうしたところからも始まっているんですね!

※1 福祉タクシーとは、高齢者に限らず、一般的なタクシー会社が福祉自動車を使って行う運送や、障がい者などの運送に限定した許可を受けたタクシー会社が行う運送のこと
※2 介護保険の適用は、利用者の要介護度やタクシー会社によって異なります
※3 国土交通省「福祉タクシーの導入状況について」より(平成25年3月末現在)

【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】

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