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特集記事

2020.07.03 UP

【新型コロナウイルス感染症に負けるな!応援Prj】【Special Thanks】一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会

====Special Thanks====
一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会 理事長へお話を伺いしました

【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!

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新型コロナウイルス感染症の影響もあり、法人施設内のICTツールの活用方法について考える機会が増えてきているのではないかと思います。「ICTツールをいかに『使いこなすか?』=『コミュニケーションが円滑に行なわれているか?』」によって、働く職員の皆さんはもちろん、利用者の皆さんにとっても多くのメリットに繋がることと考えています。有事の際に備え、平時の際に関係性を構築しておくこと。そうすれば困った時に助け合えることができますし、その助け合える選択肢のひとつとして、法人を超えたやりとりの事例を紹介致します。
Message by 一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会
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【Interview】福祉・介護の現場から!!

◇ICTツールを最大限活用することにより、地域・法人を超えたコミュニケーションを実現。様々な問題に対し速やかな実行策を実施

現状のコロナ禍において、ICTツールだからこそ実現できる地域・法人を超えた連携により、事例・連携共有をオンタイムで行い、日々の施設運営にすぐに実行されるような動きが活発化してきている。重要かつ緊急な事項について迅速な判断を行う必要性があるなか、一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会では、これまでの活動で構築された福祉・介護に携わる会員同士の繋がりにより、的確な情報発信・収集を行うことで、より良い実行策を講じられているとのこと。協議会が運営するWEBサイト上では、会員間でのチャットを通じたコミュニケーションが可能で、新型コロナウイルス感染症の発生後は以前より利用する会員が増えたという。会員間でのチャットでのコミュニケーションの一部をご紹介いただいた。

●コロナ禍での利用者家族との面会について
「利用者家族との面会について、LINEでのビデオ通話を使った取り組みをしている話を聞いているが、どのような対応をしているか」という発信から、
・実際に行っている事業での状況
・利用者家族の評価
・実施にあたっての注意すべき事項
・職員の連携方法について 等々、のやりとりをチャット通じて行われている。

これらの内容はチャットをやり取りしている人たちはもちろん、チャットしていない人も閲覧ができ、会員全員が情報収集できる状態となっている。現在は各テーマに応じたチャットのやりとりの内容を確認でき、更にわかりやすい画面設定になっているという。

▲入居者との面会対応について、他法人での実施状況などの情報共有を実施する事で先んじて予見できる対処事項に対して準備が行える(*一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会サイト チャット画面より ※一部、非公開情報あり)

 

その他「リモートワークに対応するためのツール選定について」「ICT導入における各都道府県で実施されている補助金制度について教えてもらいたい」などといった、会員からの発信に対して、実際に導入しているツールに関するメリットデメリット、比較検討すべき他ツールの紹介、補助金制度や申請方法についてなどの具体的なコメントのやりとりが行われているという。

また、これらのやり取りを通じて、自施設で導入した結果や感想など報告をしあうことが生まれているという。「我々も以下のようなコメントを見て、現場のそのシーンを想像して、ぐっとくるケースも多く、こうした積み重ねが場の信頼感を形成し、お互いにより深い『繋がり』を実感できることで、また何か相談事があった場合でも、気軽にチャットしてみようという流れになっていると思っています」

▲実際の取組み結果を共有し合うことにより、より良い場づくりに繋がっている(*一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会サイト チャット画面より ※一部、非公開情報あり)

 

◇もっと多くの福祉事業者と繋がることで、より良い連携が可能となる

「今まで以上にICTツールを活用しコミュニケーションを円滑化することが、より良い施設運営や利用者へのケアの質の向上に繋がると実感していますし、そのためにもタブレットやスマートフォンなどの設備機器の重要性を改めて感じているところです。そんななかでの1つのアプローチとして、1法人でデバイスを準備するよりも複数の法人でまとめて準備するといった購買連携も検討していくことで、より導入しやすい環境が作れると考えていますし、会員用SNSについては、福祉の現場ICT活用協議会(https://members.fukushi-ict.jp/※会員登録)より、現在福祉に通ずる業務をしている方であれば、どなたでも無料で参加することができますので、気軽に「場」に参加してもらいながら、自発的・自律的に助け合いができる状態を目指していきたいですね。(ホームページ内のオンライン展示会の参加も可能 ※会員登録不要)」

今回の協議会内でのITツールとオンラインを活用した共有事例を伺い「人と人のコミュニケーション」の進化による変化が、更に介護のしごとを大きく変化させるきっかけになると強く感じた。

 

■一般社団法人 福祉の現場ICT活用協議会
2018年6月に「全国の事業者の情報システム部門になる」という考えの元、会員利益を第一に考えた組織になるよう福祉事業者が代表者となり発足。オンラインカンファレンスの開催やICT製品のデータベースの提供などを通じ、様々な情報提供を行っている。また、チャットを利用しての会員間での情報交換が可能で、ノウハウ共有、課題解決の場としても寄与している。

2020年7月30日(木)10:00~17:00 にてオンライン展示会を開催
https://fukushi-ict.jp/2020/06/03/online-exhibition-invitaiton/

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