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特集記事

2020.06.23 UP

【新型コロナウイルス感染症に負けるな!応援Prj】Vol.4 社会福祉法人小田原福祉会 ~採用活動のオンライン化が選考に進む学生の割合を高める結果に!~

~社会福祉法人小田原福祉会 人材育成担当者の方へお話を伺いました~

 【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!

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福祉の仕事はかけがえのない日常をご利用者と一緒に作り上げていく仕事です。始めは困っていたお年寄り、家族が私たちのケアで笑顔になっていく姿を見るたびに「この仕事はなんてやりがいがあるのだろう」と感じます。介護の現場では「ありがとう」「たすかるよ」という声をよく聞きます。それはお年寄りだけではなく、チームメンバーからもです。ただ淡々と仕事をこなすのではなく、そういった「人と人との心のつながり」を感じ、様々な人の幸せに立ち会えるということが、介護で働く人々にとって大きなやりがいになっていると言えるでしょう。福祉はとても魅力ある創造性豊かな仕事です。個性も発揮できます。「あたらしい福祉」を一緒に作っていきましょう!あなたにしかできない福祉があります。
Message by 社会福祉法人小田原福祉会

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 【Interview】福祉・介護の現場から!!

新型コロナウイルス感染症が経済や社会活動に大きな影響を及ぼしている。影響範囲は限りなく、企業や法人においての採用活動にも余波は及ぶ。医療や介護の現場では、人が要であり、採用活動は最も重要な戦略のひとつだ。密を伴う合同セミナーや採用イベントが軒並み中止となり、対面での採用面接の中止も余儀なくされている。接点を持てる機会が大幅に減り、情報共有や見極めが難しくなる中において、新たな採用手法の構築と差別化が肝となっていく。

社会福祉法人小田原福祉会では、法人を置く小田原市内(神奈川県)での感染拡大の報告を受け、いち早く感染症対策に乗り出した。中でも採用に関しては、この事態を期に、最も議論を重ねたという。「法人の魅力をどう発信したらよいか」。合同セミナーや説明会の中止により失われた機会をどのように補っていくかが最大の課題であり、試行錯誤が必要だった。

先ず、法人説明会と施設見学、採用選考の過程を感染症拡大防止のため、オンラインへ切り替えての開催を決定。以前よりICTを利用したノウハウの蓄積があったので、移行は容易に進められたという。法人説明会は、業界と法人概要の説明に加え、若手職員との懇談の場を設けた。きっかけは求職者からの要望の声からだった。参加人数を5名程度の最小人数に制限し、現場で働く職員と一人ひとりが質疑応答を踏まえ交流。普段、多忙であったり、施設間移動が困難な職員でもオンラインで実施することにより参加が叶いやすくなった。

また、施設見学会では、職員自らがカメラ片手に施設内設備や働く職員の様子をLIVEでオンライン配信し、日常のリアルな風景を紹介している。施設見学会とセットで、今春からは学生に適性検査の受講と個別フィードバックもスタートさせた。学生の中には、自分が福祉業界に向いているのか、適性があるのかと悩んでいる人も少なくない。そんな学生に適性検査の結果を踏まえて、個別のキャリア相談やアドバイスを行っているのだ。時には、会話の中で他業種に対してのアドバイスも行うこともしばしば。学生からは「自分に福祉が向いているか不安に思っていることが解消できた」「新たな発見ができた」といった前向きな声が寄せられた。施設見学や個別フィードバックを行うようになってから、その後の採用選考に進む学生の割合が顕著に高まったともいう。「今までやってこなかった一人ひとりと関わっていくことを、今回の新型コロナウイルス感染症の拡大を期に、一人ひとりと向き合う機会を得られた」と採用担当者は話す。

▲オンラインでの法人説明会の模様(上段)。施設見学は、施設内をまわり、居室や職員のインタビューをLIVE配信で紹介した(下段)。

未曾有の事態に直面し、様々な対応を余儀なくされる一方で、これを期に気付きが生まれ、新たな発想や取り組みにつなげていける好機にもなりうる。ICTの活用により、求職者の安全が守れ、且つ、遠方や来社できなかった人とも機会を紡ぐことができるようになった。そして、対面と変わらぬ距離間で法人の魅力を最大限に伝えることを模索した結果、新たな取り組みが生まれ、新たな価値としてつなげることができた。この転機には、まだまだ多くの可能性が潜んでいる。今を捉え、いち早く行動に変えていくことが、今後の成功の鍵となりうるのかもしれない。

 

■社会福祉法人小田原福祉会
昭和53年小田原市穴部に特別養護老人ホームを設立して以来、ショートステイ(短期入所)、デイサービス(通所介護)、ヘルパー(訪問介護)、グループホーム、配食等のサービスを提供。小田原市内で複数の施設を展開し、地域の皆様を介護で困らせない事を法人のミッションとして運営している。(https://junseien.jp/

※採用ページはこちら
https://www.junseien-recruit.jp/

※リクルート60周年記念サイトにご協力いただきました
https://60th.recruit-holdings.co.jp/stories/no12/
 

 

【文: HELPMAN JAPAN 写真: 社会福祉法人 小田原福祉会 提供】

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