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特集記事

2020.06.23 UP

【新型コロナウイルス感染症に負けるな!応援Prj】Vol.3 社会福祉法人南高愛隣会 ~ICTの積極活用で業務を効率化!オンラインによる入社式と新人導入研修を開催!!~

~社会福祉法人南高愛隣会の人事担当者の方へお話を伺いました~

【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!

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「withコロナ」の新しい福祉のカタチ(ICTの活用)新型コロナウイルス感染症と共存“共に生きる”ことを前提に、3密になりやすい福祉現場でも「できること」withコロナを見据えた事業所運営のきっかけになれば幸いです!!!
Message by  社会福祉法人 南高愛隣会

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【Interview】福祉・介護の現場から!!
こんな時期だからこそICTをフル活用した取り組みを

◇初のオンラインシステム活用による
入社式開催と入社後フォロー

2020年4月、例年であれば新入職員を迎える入社式や新人導入研修が行われる時期である。しかしながら、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、方針転換やイレギュラー対応を余儀なくされることとなった。
社会福祉法人 南高愛隣会では、3月の中旬に入社後12日間の自宅待機と、入社式をWEB会議ツール(パソコンやスマートフォンを使用して、会議やセミナー等をオンラインで開催するためのアプリ)を使用してのオンライン開催に切り替えることをいち早く決断。兼ねてからトップが率先して、事業所の会議やミーティング、大勢への連絡手段としてWEB会議ツールの活用を推進してきたこともあり、短期間での準備が実現できた。当日は、スーツを身にまとった新入職員約40名と職員の姿がパソコンの画面上に並び、パワーポイントで作成した辞令を画面に映し出した上で、理事長による辞令交付を実施するほか新入職員の自己紹介も行われた。「遠方にいる職員も参加できたりと、オンラインならではの良さもあったと思う」と言う。
また、12日間の自宅待機期間中は、障がい者に特化したe-learning 「Special Learning(スペシャルラーニング)」を導入。個々による学習型の研修が導入され、入社後フォローとして朝礼や夕礼、懇親会をWEB会議ツールを使用しオンライン上で行われた。「新入職員同士が直接会う機会を持つことができない状況で、普段よりも不安を抱えやすくなることが懸念されるため、フォローをより一層手厚くしていきたい」

▲WEB会議ツールを利用した入社式と懇親会。新人交流の場としての開催されたオンライン懇親会では、各自グラスを片手にした笑顔の新人職員の顔が並ぶ

◇クラウド型共有データベースでの
徹底した情報管理による感染予防と衛生管理対策

新型コロナウイルス感染症の発生後、法人では一日一回の対策会議を行い、利用者・職員の健康と安全を守る為に情報収集と対策を講じてきた。中でも衛生管理の徹底を掲げ、その施策の一つとして、4月から毎朝の検温測定にサイボウズ株式会社の業務システムアプリkintone(*Webデータベース型業務アプリ構築クラウドサービスを使用。業務に合わせたシステムの作成・カスタマイズが可能なシステム)を用いた、オンライン上での管理をスタートさせた。アプリへは、個人のスマートフォンなどのデバイスから測定結果の記録が可能なほか、管理者によるリアルタイムでの情報取得と一括管理が行えるという。また、緊急事態宣言の期間は、体温が37.5°C以上の職員(同居家族含む)は給与全額支給で休暇を取得させるという制度を設けた。

ICT化を進めることに課題を抱えている施設が多い中でも、社会福祉法人 南高愛隣会では、業務の効率化を図り、数年前から積極的にICT化を進めてきた。スマートフォンやタブレットに馴染みの無い職員も多く、導入当初は基本的なデバイスの操作方法のレクチャーから始め、一通り使いこなせるまでには1か月かかったが、職員間で使い方をレクチャーし合いながら、今では年代も関係なく職員の殆どが使いこなしている。以前からのICTへの備えがあったからこそ、今回のケースにおいても入社式や研修の開催をはじめ、テレワークへの移行やアプリ管理施策などをスムーズに開始できた。この短期間で、ICT活用ならではの利点も多く見出すことができたという。

■社会福祉法人 南高愛隣会
「生きる誇りへの、挑戦」を合言葉に掲げ、障がいのある方の地域生活への希望を叶えるための活動を行う社会福祉法人 南高愛隣会。長崎県下の5市にて約1,000名ものご利用者様へサービス展開を行う。(http://www.airinkai.or.jp/

▼法人のSNSでは各地のweb説明会の情報も発信
https://twitter.com/airinkai_saiyo

【文: HELPMAN JAPAN 写真: 社会福祉法人 南高愛隣会 提供】

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