特集記事
2020.06.30 UP
~社会福祉法人一燈会 採用担当者の方へお話を伺いました~
【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!
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「生きがいのある人生に、挑む」わたしたち一燈会が目指しているのは、ご本人の自立を支援する介護の、もっと先。お客様一人ひとりの生きがいを支援する介護。一人ひとりのお客様に寄り添い、何ができるかを考え、ときにはお客様やご家族の背中をそっと押してゆく。ハンディキャップがあっても、何歳になっても、ご自身の人生に、目標や理想を持ちながら前向きに生きる人をふやす。私たちスタッフ一同も同様に、この仕事を、もっともっと誇りに。人生の生きがいにできるように、新しい介護に挑んでゆきます!!
Message by 社会福祉法人 一燈会
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【Interview】福祉・介護の現場から!!
◇オンライン面接の活用により
外国人技能実習生の受け入れを可能に
新型コロナウィルス感染症の拡大は、私たち一人ひとり、様々な立場の様々な人に影響を少なからず与えた。
神奈川県にある社会福祉法人一燈会では、日本で介護に取り組むことを希望する技能実習生を外国から定期的に受け入れている。受け入れの際には、技能実習生向けの研修体制を整えるなど、日本でも働きやすい職場環境を整備している。今年も技能実習生を受け入れるため、現地ミャンマーに訪問予定であったが、2020年2月頃から新型コロナウィルス感染症が広がり、現地へ訪問することが出来なくなってしまった。働き手である技能実習生を受け入れることができず、さらに技能実習候補生にとっては、日本で働きたいのに働く機会を失う可能性が出てきてしまった。そこで一燈会は、技能実習生の受け入れを見送るのではなく、WEBシステムを使い、現地の技能実習候補者と通訳を交えて採用面接を実施することにした。このオンライン活用による採用活動が功を奏し、一燈会は当初の予定よりも多く技能実習候補者の応募が集まり、最終的には3名の内定につながった。WEB上だけで内定を出すことに対し、一燈会採用担当者は「直接の採用面接と大きくは変わらないですね」と明るく答えた。全く対面で会わなくとも、面接の中で窺える熱意や表情、受け答えで判断をすることができるという。内定を取得した技能実習候補者にとっても、日本に行きたいという想いを叶えることができ、安堵の想いではないだろうか。
▲ミャンマーの技能実習候補者とのWEB面接の模様
◇お客様や職員への衛生管理サポートが、
デイサービスの稼働率維持・正常な運営に貢献
感染が拡大する中で、一時的にマスクや消毒液などが不足する事態が日本全国に広がっていた。また、感染リスクについて日々報道される中、デイサービスなどの通いサービスを運営する事業所において、感染被害の不安を感じた利用者がサービスの利用を控えるということが少なからず起きていた。そこで一燈会では、お客様や職員の衛生管理をサポートする目的で、弱酸性次亜機能水生成装置を入手し、デイサービスのある建物に設置。その装置から次亜塩素水を作り、職員やお客様に自由に持っていけるよう配布した。この取り組みのおかげで、お客様は安心し、稼働率が維持でき正常な運営につながったそう。なにより、「お客様や職員がとても喜んでくださった」という。
▲お客様や職員の衛生管理をサポートする目的で、弱酸性次亜機能水生成装置デイサービスのある建物内に設置した
その他にも一燈会では、子ども・子育て支援活動として運営していた『ニコニコ子ども食堂』において、ひとり親の家庭を対象に弁当を無償提供するなど、地域の方々へ向けた支援も強化した。さらに、求職者や職員へ向けた取り組みとしては、採用説明会の開催や、入社手続き、社内会議もWEBシステムを使って実施。お客様の家族の方の面会は、スマートフォンの機能を使って実施するなどICTを活用しながら通常の業務に差支えがでないように、運営を行った。
日本で働きたくても働けなくなってしまった技能実習候補生、デイサービスへ通う事に不安を感じる方、消毒液を必要とする方、子育てをする親御さん。その他にも、私たちは皆それぞれ一人ひとり、新型コロナウィルス感染症に関連して、少なからず不安を感じたり、何かしらの影響があっただろう。緊急事態な状況下では、自分のことで精いっぱいになりがち。そんなときも、福祉・介護業界は、こんな時だからと「地域」「お客様」「職員」に向き合い、それぞれに向き合うことで新しい取り組みが生まれ、それぞれの“ため”に取り組みに挑戦・実践できる。一燈会の取り組みは、まさにその「福祉」の本領が発揮された実践であり、改めて福祉・介護の可能性や魅力を感じた。
■社会福祉法人 一燈会
神奈川県足柄上郡を中心に、神奈川県西部で特別養護老人ホームや介護老人保健施設、認知症グループホーム、訪問介護などの介護保険サービスや、障がい者向けの福祉サービスなど、多数の介護福祉事業を手掛ける社会福祉法人一燈会。最近では、ベルマーレフットサルクラブとコラボレーションをし、試合観戦だけでなく、サッカー教室を開催するなど、放課後等デイ利用の子どもたちが、選手と触れ合う機会も設けている。お客様、そして地域の皆さまにとって、希望の燈となれるよう、これからもチャレンジを続けていく。
(https://www.ittokai.or.jp/)
【文: HELPMAN JAPAN 写真: 社会福祉法人 一燈会 提供】