最新トレンド
2014.04.21 UP
近ごろ、さまざまなメディアで、身につけて利用するデジタル端末・ウェアラブルデバイスが話題になっていますよね。
Google社の「Google Grass」のような眼鏡型のものから、腕時計型、ブレスレット型まで、さまざまなタイプの端末が開発されていますが、ウェブ検索やメールの確認、カメラ機能だけではなく、健康管理や見守りができるデバイスも生まれているようです。
アメリカのVital Connect社が開発したデバイスは、胸や手首に装着できるパッチ型のセンサーが、利用者の心拍数や呼吸数、消費カロリー、睡眠時間などの健康情報や活動状況をリアルタイムで測定。転んでけがをしてしまったときや意識不明状態になるといった問題発生時には、医療機関と連携して、適切なサポートを提供できるようになるのだそう。
Google社は、涙の成分を監視して、糖尿病患者の血糖値を測定できる特殊なコンタクトレンズを開発中! コンタクトレンズを装着するだけで、簡単に血糖値管理ができるだけではなく、急激な血糖値の低下をLEDライトで警告する機能も検討しているといいます。
機械が苦手な高齢者でも、こうしたデバイスなら簡単に扱うことができますし、離れたところに住む家族や高齢者施設が、利用者の健康状態を常に確認できる端末としても期待できそう。ウェアラブルデバイスの動向に今後も注目です!
【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】