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2014.02.03 UP
介護の現場でなくてはならない「おむつ」。そんな大人用おむつ市場が、近頃盛り上がりをみせているようです。
大手メーカーの調べによると、2010年に子ども用1,530億円、大人用1,440億円だったおむつの国内市場規模が、2012年には子ども用1,390億円、大人用1,650億円と、ついに逆転!
子ども用おむつを使う年齢を2歳までと考えると、子どものおむつ人口は約316万人。一方、大人用おむつを使うのは80歳以上の高齢者と仮定しても、約894万人の人口規模があります(※)。これからも成長を見込める大人用おむつ。一体どんなラインナップがあるのでしょう。
大人用おむつの特徴は、利用する人の状態に合わせてさまざまなモデルが存在するところ。介助があればトイレを使える人向けには、下着感覚で履くことができるパンツタイプの紙おむつや、軽い失禁を防げる尿とりパッドなどがあります。
また、トイレが使用できず、寝て過ごすことが多い人向けに、“横もれ”をしっかり防ぐテープ止めの紙おむつなども販売されているのだとか。
ちなみにこうした大人用おむつは、宇宙飛行士が宇宙で船外活動をするときに着用することもあるんです!
※ 総務省統計局の調査より。平成24年10月1日現在
【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】