ヘルプマン
2013.10.30 UP
地元を離れるという発想がなかったというほど、自然が多くて空気のきれいな地元が大好きという渡邊美希さん。「仕事をしながらずっとこの町に住んで、結婚して、子育てをしたい」と選んだのは介護の仕事でした。福祉系の学校ではなかったので、最初はちょっと戸惑いましたが、いまは自分のキャリアに合わせてステップを踏んでいけるこの仕事が気に入っているようです。
チームの最前線で
ご利用者の変化を見守る
自宅の島田市金谷から職場のある藤枝市まではクルマで約20~30分。シフト勤務なので渋滞の時間帯と重なることもあまりなく、通勤ストレスがありません。
もともと福祉の専門課程出身ではないので、新人時代は福祉学科出身の同期と差が出たり、先輩のお荷物になったりしないか不安でしたが、そんなことはまったくなく、職場の仲間同士で助け合ってここまでやって来られたと思います。
介護老人保健施設は病院と自宅の中間の施設に位置付けられており、比較的重度の病気を抱えたご利用者も少なくありません。カリタス・メンテは施設長が内科の専門医ですし、病院に併設されているため夜間でも医師や看護師がおり、利用者の病状の変化にも迅速な対応が可能です。
チームミーティングでも介護、医療双方が意見交換し合うことで、ご利用者の自立に向けたリハビリテーションや食事のカロリー調整などにつながっていくことがあります。
介護スタッフがご利用者の生活すべてに関わり、周囲に情報発信することで、チームでベストなケアを目指せることがこの施設の強みであり、ご利用者の生活改善につながることが私にとっての楽しさ、やりがいにもつながっています。
ここで長く働きたいから
ケアマネ資格に挑戦中です
金谷の自宅の周りは自然が多くて空気が澄んでいることが自慢で、藤枝市ですら空気がいまひとつだと思ってしまうくらい。
地元から離れる、という発想はしたことがなくて、これからも仕事をしながらずっとこの町に住み続けて結婚もしたいし、出産もしたいと考えています。
今の仕事場でライフステージの変化に応じたキャリアステップを積むためにも、そろそろケアマネジャーの資格取得に本気で取り組みたいし、短期的には介護技術の習得に頑張って取り組んでいます。
2012年9月には、自分の力を試してみようと静岡県主催の介護技術コンテスト~ケアコン2012~(食事部門)に出場。参加にあたっては施設長や食事介助の指導をいただいている新潟リハビリテーション大学の道関京子先生にも介助の基本から教えていただき、一から自分のスキルを見直す機会にもなりました。
施設ではチューブなどを使わずに最期まで口から食べることを目指していますが、おかげでご利用者の食べこぼしが減ったり、上手に飲み込めるようになったりなど、実際の成果にもつながっているのがうれしいですね。