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高齢者スポーツといえば、皆さんは何を思い浮かべますか? 「ゲートボール」をイメージする人が多いかもしれませんが、近ごろは新しいスポーツを楽しむ高齢者が増えているようです。

そのひとつが、イギリス生まれの「ローンボウルズ」。芝生の上で「ボウル」と呼ばれる偏心球(中心が偏っている球)を、目標物の「ジャック」にどれだけ近づけられるかを競うスポーツで、ボウリングのように球を正確に転がす技術や、カーリングのような戦略性が求められます。

適度な運動量で楽しめるとあって、高齢者や障がい者にも浸透しつつあり、愛好者は世界で200万人以上。日本でも5,000人ほどの競技者がいるのだそう!

また、クロスカントリースキーの選手が体力維持・強化トレーニングとして行っていた「ノルディックウォーキング」をヒントに、日本で開発された「ポールウォーキング」も注目されています。

これは、両手にグリップがついた専用ポールを持って歩くスポーツで、ただのウォーキングのようにも見えますが、上半身と下半身をねじるような全身運動でインナーマッスルが鍛えられ、エネルギー消費量が通常のウォーキングより約20%も高いのだとか! 

ポールを持つため転倒の心配も少なく、運動習慣がなかったり、足腰に不安がある高齢者でも始めやすいスポーツなんです。

加齢に伴い身体の機能は衰えていきますが、適度な運動の継続は老化を遅らせるだけでなく、人との交流も生まれ、毎日の生活に彩りを与えてくれるもの。

世代を問わず楽しめるスポーツから、高齢者向けにアレンジされたものまで、身体を動かし楽しむスポーツの選択肢がこれからも増えていくことに期待したいですね!
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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