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2013.12.02 UP
東京オリンピック・パラリンピック開催決定に沸いた2013年。高齢者スポーツの世界では、ひと足早く日本人選手が“金メダル”に輝いていたのをご存じですか?
まずは、2013年10月に京都で行われた「2013国際ゴールドマスターズ京都大会」。45歳以上の“人生のベテラン”が国内外から集った大会で活躍したのが、女子選手最高齢で90歳(※)の守田満さん。日本記録保持者である守田さんは、90歳以上が参加するW90クラス100メートルで23秒15、200メートルで55秒90の世界新記録を叩き出したんです!
同じ月にブラジルで開催された「世界マスターズ陸上競技選手権大会」では、80歳(※)の田平貞夫さんがメダルを量産! 80~84歳部門の8キロクロスカントリー、5000メートル、10000メートルで金メダル。他の種目でも銀・銅メダルに輝き、一人で合計6個ものメダルを獲得しました。
世界トップクラスの実力を誇る日本の高齢者アスリートたち。中でも“レジェンド”と呼ぶにふさわしい選手が、日本マスターズ陸上競技連合の殿堂入り選手・田中重治さん90歳。40歳から始めた陸上競技で400個以上のメダルを獲得し、8つの世界新記録も樹立しているのだとか!
ちなみに、文部科学省の調査を見ると、年齢が高くなるほどスポーツに打ち込む割合が多くなり、75~79歳の男性のスポーツクラブ所属率はすべての年齢の中でもっとも高いんです! これからも高齢者アスリートの活躍に期待したいですね。
※ 年齢は大会当時のもの
【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】