特集記事
2020.07.14 UP
【新型コロナウイルス感染症に負けるな!応援Prj】Vol.8 株式会社シルバーウッド ~社会課題に向き合う!3社合同オンライン会社説明会開催~
~株式会社シルバーウッド 採用担当の方へお話を伺いました~
【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!
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今回開催したオンライン合同会社説明会には、北海道から沖縄まで全国の学生が参加してくれました。新型コロナウイルス感染症の影響で、直接人と会える機会は少なくなっていますが、オンラインで開催することで、距離による参加のハードルが下がったような気がします。このような時期だからこそ、福祉介護領域の魅力を多くの人に届けることができると思っています!
Message by 株式会社シルバーウッド
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【Interview】福祉・介護の現場から!!
◇人・地域・社会課題に真剣に向き合う!
想いを共に!3社合同オンライン会社説明会開催
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言の真只中の5月初旬。3社合同での学生限定オンライン会社説明会が開催された。
感染拡大以降、軒並み合同会社説明会の開催が中止や延期となり、企業と学生の双方の機会が失われていった。合同会社説明会は企業にとって多くの学生に業界や自社の魅力を伝える大きなチャンスの場であり、潜在層の掘り起こしの機会も秘めている。
このような状況下において、機会損失を感じ「自ら合同会社説明会ができないか」と声をあげたのが株式会社シルバーウッドだった。兼ねてより『人・地域・社会課題に真剣に向き合う』といった思いを共にする社会福祉法人愛川舜寿会、社会福祉法人福祉楽団の2社にオンラインでの合同会社説明会の共同開催を打診したところ、快諾。緊急事態宣言中に開催することに意味があると考えた3社は、オンライン会議で議論を重ね、10日間という短期間で開催に漕ぎつけた。各社のホームページやSNS、SNS広告、就職情報サイトなどを通して告知を行ったところ、110名の申込(参加67名)があり、短期間で大きな反響が得られた。中でもSNSを通じた反響が大きかったという。「今だからこそ、やる意味があると思った。業界で先駆けて実行することにも価値がある。また、学生にとって合同会社説明会の場は、単に説明会の場ではなく、交流して学びを得、仲間をつくる場だと思う。オンラインで合同会社説明会を行うことで、学生に向けても我々がひとつの価値を提供できるのではないか」。また、ただ広く様々な学生に参加してもらうことを目的とするのではなく、3法人が求める人材像をお互いにすり合わせ、ターゲットを明確にしたうえで、興味関心を持ってもらえるようなオンライン合同会社説明会全体のデザイン・構成・メッセージングを行うことにこだわった。
3社合同のオンライン会社説明会は、各社の代表自らが中心となり事業説明やクロストークセッションを行うといった形式で開催された。先ずはチェックインとして参加者同士の自己紹介からスタート。代表による各社7分間の事業説明の後『現代における「福祉」「ケア」の意義』をテーマとしたクロストークセッションと質疑応答が行われた。その他、学生同士のディスカッションの場も設けられ、全体を通して学生参加型のコンテンツとなっていた。質疑応答では学生からの「自分の本当にやりたいことがわからない」といった気持ちを率直にさらけ出した質問に、各代表が「気持ちはすごく分かる!自分もそうだった!」と自身の経験を踏まえながら熱くコメントする場面もあったという。他にも「今のコロナ禍の状況をどう考えるか」など、学生同士のディスカッションが大いに盛り上がり、開催予定時間を30分以上オーバーするほどだった。また、イベント中はチャットでの質問・疑問をリアルタイムで答えるオンラインならではの利点を生かした取り組みも行われ、終始、隔たりのない近い距離間を学生に感じてもらえるような設計となっていた。
実施後、参加者からは「初めてオンラインのイベントに参加しましたが、相互にコミュニケーションをとれる環境を作ってくださったことがとても良かったと思います」「代表の方々のトークセッションが、まるでプライベートトークにお邪魔しているような雰囲気でとても楽しかったです」「参加者ディスカッションを用意してくださったので、瞬間的な感情共有がしやすかったです。限られた時間の中で双方向性のある説明会になっていたと感じました」などのコメントが寄せられた。学生にはイベントに参加前に、興味や思考、目的を事前ヒアリングしていたことも功を奏し、双方の想いがマッチした有意義な場であったことが伺える。さらには「求める人材像に近い学生に多く参加してもらうことができた」という。自身の就職活動の方針とマッチした学生は3社何れかの選考に進んでおり、3年生以下においてもインターンへの申込があるという。それぞれ普段は異なる場所で異なる事業を行う中で、まずはお互いがほしい人材像を設定し、同じ認識を持った上だったからこそ、スピーディーに、且つ思い描いていた会に近づくことができたのではないだろうか。
■株式会社シルバーウッド
「社会課題を未来に残さない」の理念のもと、建設事業・介護事業・VR事業を主軸に2000年に設立。介護事業では、「銀木犀」のブランドで首都圏を中心にサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを運営。“施設”ではなく、誰もが思いのままに生活することできる“住宅”を目指す。(https://www.silverwood.co.jp/)(*銀木犀 http://ginmokusei.net/)
■社会福祉法人愛川舜寿会
神奈川県愛甲郡愛川町を中心に特別養護老人ホーム、居住介護支援センター、在宅介護支援センター、短期入所生活介護、通所介護、保育園、放課後等デイサービス、児童発達支援、生活困窮者支援(ライフサポート)の運営を行う。高齢、障害、児童福祉を軸に暮らしの中にある課題に向き合い、地域に根差した地域社会に貢献するサービス提供を実践。(http://www.minowahome.or.jp/)
■社会福祉法人福祉楽団
千葉県と埼玉県を中心に、特別養護老人ホームを基盤にしながらも、「ケア」や「福祉」の視座から制度の枠にとらわれないさまざまな事業を展開。自社ブランド肉の「恋する豚」を通じて福祉と市場を近づけたり、農業・林業で障害のある人の就労を支援したりと、地域のニーズに合わせた新しい福祉を実践。(https://gakudan.org/)
【文: HELPMAN JAPAN 写真: 株式会社シルバーウッド 提供】