特集記事
2020.06.23 UP
~社会福祉法人ほうえい会 人事担当者の方へお話をお伺いしました~
【Message】#つむぐ!笑顔メッセージ!!
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長期化が予測される新型コロナウイルス感染症ですが、今、自分ができること、皆でできることを一つひとつコツコツと行っていきましょう!その先には、明るい未来が必ず訪れると信じています。そして、笑顔は連鎖し、免疫力を高めると言われています。まずは下を向かずに上を向き、コロナを笑い飛ばしましょう!!コロナに負けるな!!
Message by 社会福祉法人ほうえい会
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【Interview】福祉・介護の現場から!!
5月25日、緊急事態宣言が解除された。前向きなニュースである一方でまだまだ予断を許さない状況であり、命にかかわる介護の現場は特に気を緩められない。そのような状況下で、感染症予防を徹底しつつもそれぞれの創意工夫で笑顔の連鎖をつくっている法人がある。
常日頃から感染症予防を重点課題として、職員一丸となって前向きに取り組みを行っている社会福祉法人ほうえい会に話を伺った。
新型コロナウイルス感染症が拡大する以前から、インフルエンザやノロウィルス等の感染症予防の為、昨年12月から面会の自粛、中止などの措置を講じている。今回の新型コロナウイルス感染症に対しても、厚生労働省からの通知や、『感染対策マニュアル改訂版』、『高齢者介護施設における感染症対策』等を参考にし、徹底した感染症予防対策に取組んでいる。さらに他法人との連携を密に行い、対策・対応の情報共有にも努めている。
また、仮に施設内で新型コロナウイルス感染症が発生した場合、初動対応がとても重要であるため『シミュレーション』も行っている。具体的には、新型コロナウイルス感染症への感染(陽性)が確定した場合に隔離する場所をどのようにするか、汚染区域、準汚染区域、清潔ゾーンをどのようにするか等、実際の現場をもとにイメージ。施設内の設備やレイアウトを大きく変えられない中で、どのように工夫するか、やりながら見えてくる課題もある。このような意識の積み重ねが、感染防止や拡大の抑止力となっている事は間違いないであろう。
もちろん感染症予防だけでなく、こんな時期だからこそほっこり笑顔を増やせる取り組みもしている。面会制限をしているため、スマートフォンでのテレビ通話を活用。入居者やその家族が少しでも安心できるように対応している。また、普段は外部から理美容師が来て入居者のヘアカットを行うが、現在は外部の方を受け入れる事ができない。そのため、前職が美容師の職員がその経験を活かし、入居者の理髪に一役買ってくれたという。「入居者様からも評判が良くご満悦の様子で笑顔のぞかせていました。また、理髪を申し出てくれた職員も『まさか入居者様のカットを自分がするとは…』と笑顔の連鎖が見られた瞬間でした」
「新しい生活様式」「3密を避ける」ことにより、あたりまえと感じていた日常が変化してきている。このような未曽有の状況でも、一人ひとりが前向きに考え、創意工夫することで、笑顔を連鎖させていくことはできる。連日の報道から暗くなりがちな気持ちを和らげてくれるかのように、大切なことを気づかせてくれた。
■社会福祉法人 ほうえい会
東京都西多摩郡日の出町にある社会福祉法人ほうえい会では「皆様の尊厳を守り、その人らしく生活が送れるように支援する」という理念のもと、介護老人福祉施設、ショートステイサービス、居宅介護支援を運営。介護の仕事を、すぐ成果が現われ「感謝」「感動」「感激」をいただける3Kと考えている。(http://eikounomori.or.jp/)
【文: HELPMAN JAPAN 写真: 社会福祉法人 ほうえい会 提供】