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2015.05.07 UP

日本の介護が世界をリード! 国際的な賞を日本の事業者が受賞

映画の世界では、アカデミー賞やカンヌ国際映画祭のような祭典が数多く開かれていますが、介護の世界でも、業界の発展を目的にした国際的なアワードが開かれているのをご存じですか?

2015年で3回目となるのが「Asia Pacific Eldercare Innovation Awards」。これは、アジア・太平洋地域で活動する優れた介護事業者やヘルスケア事業者を表彰するもので、シンガポールを拠点に、シニア産業に関する市場調査やネットワーク構築などのソリューションを提供している「Ageing Asia」が主催しています。

審査員とオーディエンスによる投票で選出されるのは、「BEST DEMENTIA CARE PROGRAMME(最優秀認知症ケア)」「BEST WELLNESS PROGRAMME(最優秀健康プログラム)」など10部門。言葉の問題などからか、日本の事業者のエントリーはまだまだ少ないものの、2015年は日本の3つの事業者がファイナリスト(最終選考)に選ばれました。

なかでも、入居者の自立支援や地域とのつながりづくりに重きをおくサービス付き高齢者向け住宅の「銀木犀」(http://helpmanjapan.com/article/4329)が、アワードで一番メジャーな賞といえる「FACILITY OF THE YEAR – RESIDENTIAL AGED CARE(最優秀施設介護)」を受賞!

また、介護ロボットや見守りシステムなどの導入で、介護現場の省力化に取り組む「オリックス・リビング」(http://helpmanjapan.com/article/3367)も、事業やケアの効率向上をテクノロジーで解決する「BEST TECHNOLOGY FOR OPERATIONAL EFFICIENCY」部門の最優秀賞を受賞しました!

どちらも従来にないクリエイティブな発想やIT技術を駆使することで、利用者のケアはもちろん、施設運営やスタッフマネジメントに至るまで、先進的な取り組みを行っている事業所です。こうしたポイントが、世界でも評価されたといえるでしょう。

アワードの開催期間中は、イノベーティブな介護サービスを行う事業者のスピーチやディスカッション、関係者同士の交流会などでビジネスチャンスを広げることができるため、世界が注目する日本の介護をアピールする絶好の機会にもなりそう。来年はどんな取り組みを行っている事業所が栄冠に輝くのでしょうか?

【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】

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