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2014.03.03 UP

超高齢社会の大人のマナー!? 仕事にプライベートに役立つ資格って?

「いまの時代にはITリテラシーやメディアリテラシーが必要」とよくいわれていますが、超高齢社会の日本にとって欠かせないのが “ケアリテラシー”。それを学ぶことができるのが、「介護職員初任者研修」という資格制度です。

これは、ホームヘルパー2級資格に代わり、2013年4月からスタートした資格制度で、介護の現場で最低限必要とされる専門知識や技術、心構えなどを身につけて、基本的な介護業務を行えるようになることを目的としています。

この資格がないと介護業界で働けないわけではありませんが、高齢者の身体介護は仕事の中で必ず発生する業務ですし、その後に続く実務者研修、介護福祉士へのステップとして、介護職をめざす人には必須の資格といえます。

また、介護のイロハを覚えられることから、自宅での家族の介護に役立てようと学ぶ人も多いようです。

研修は講義と演習が中心で、「介護におけるコミュニケーション技術」「老化の理解」など、全部で10のカリキュラムを130時間かけて学んでいきます。

介護職員初任者研修は、資格学校で学ぶのが一般的ですが、ダブルスクールや仕事をしながら勉強を進められるように、通信講座や夜間、土日に開講するプログラムを設けている学校が多く、受講料金もさまざま。

介護施設によっては、入職後に資格取得のための補助金が出たり、自社で無料の研修を実施してくれるところもあるといいます。興味のある人は、ぜひチェックを!

【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】

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