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ヘルプマン

2013.11.01 UP

めざすのは家族みんなが 幸せになれる介護

「こんな働き方っていいな!」。法政大学でキャリアデザインを学んでいた金子亜紗美さんがベネッセスタイルケアに入社したのは、ホームのお祭りに参加したのがきっかけでした。スタッフやご家族が一緒になって、お祭りをつくりあげるアットホームな雰囲気に惹かれたのだとか。毎日、想像力と創造力を総動員しているという金子さんのお仕事ぶりを聞きました。

「家族」をキーワードに
出会った仕事

就職活動を始めた頃は、介護業界のことはまったく頭になく、やみくもに色々な業界を見てまわっていました。

ところが、祖父が急に亡くなり、歩行が難しかった祖母の生活を両親が手伝うように。その姿を見て、「自分も何かしたい」と思いましたが知識も技術もありません。

これをきっかけに、「家族」がキーワードになり、介護業界に目が向くようになりました。

介護用品や食品などの会社も見てまわりましたが、そのなかで印象に残ったのがベネッセスタイルケア。ホーム主催の夏祭りにボランティアとして参加しました。ご家族とスタッフが一緒になってお祭りをつくっているアットホームな雰囲気に魅かれ、

「こういう働き方っていいな」

と思うようになったのです。

最期まで人生を
よく生きるお手伝い

ご本人に残っている力を引き出し、最期までご自分の人生を生きていただくために何ができるか考え、支援することが私たちの役割です。

ですから、たとえ認知症であってもご自分でできることはできるだけやっていただくようサポートし、一方で、ちょっとした様子の変化も察知し、体調管理に気を配ります。

私にとって、この仕事の成果はご入居者様の退去や看取りの時に表れます。以前、老衰でお亡くなりになった方がいましたが、ご家族の方に、「このホームがあったから、病気にもならず人生を全うすることができた」と、涙を流して喜んでいただけたことがありました。

この時、「私たちがやってきたことは正しかったんだ」と、すごく嬉しかったですね。

想像力と創造力を
総動員する

現在は、認知症の方が入居されているフロアを担当。想像を超える出来事の連続ですが、サービススタッフとして心がけているのは、その方の何十年という人生を思い、何を大切に生きていらっしゃるのかを感じとって行動することです。

たとえば、帰宅願望の強い方であれば「なぜ帰りたいのか」を考える。これまでのご生活についてご家族にお聞きし、お気持ちに添ってお声がけしたり、おしゃれが大好きな方であれば、入浴を拒否された時に「素敵なお洋服に着替えましょう」とお勧めすると快く入浴していただけたりします。

突拍子もない行動に見えても、そこには必ず理由があります。その方の気持ちに寄り添い、機転を利かせることで穏やかに過ごしていただける環境を作れるのです。

キャリアデザインの
知識を活かしたい

今はやっと仕事に慣れてきたところなので、まずは現場を一人でみられるようになることが目標です。

個別の病気のことは看護師さんや先輩に聞いて学んだり、会社の集合研修に積極的に参加したりしながら、自分に知識をためているところ。現場は、チームプレーで成り立っているので、早くチームの一員として貢献できるようになりたいです。

そして、これはもっと先の目標ですが、大学で学んだキャリアデザインの知識を活かして、介護業界全体のことも考えてみたい。

もっともっと働きやすい職場環境を作ることで、みんながベストな状態で、ご入居者様そして、その「家族」の幸せをお手伝いできるようになれたらと思っています。

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