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以前、「HELPMAN JAPAN」でイギリス生まれの認知症ケア「パーソン・センタード・ケア」を紹介しましたが、いま、フランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード(Humanitude」にも注目が集まっているようです。

ユマニチュードとは、フランス人のイブ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏が考案した認知症ケアの方法で、「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」の4つを基本に、約150の技術から構成されています。

認知症患者に、病人ではなく人間として接することに重きをおいたユマニチュードでは、患者の身体を拭いたりベッドから患者を起こすときにも、常に相手の意思を尊重し、相手の目を見つめて話しかけ、優しく触れることを忘れません。

こうしたケアを行うことで、認知症患者とケアする側の人との間に信頼関係が生まれ、認知症の症状が改善されることがあるのだそう。

また、ケアする側の人の負担が減り、フランスでは介護スタッフの離職率の低下や、在宅介護のストレス軽減にもつながっているといいます。

日本では普及が始まったばかりですが、ユマニチュードやパーソン・センタード・ケアといった新しい認知症ケアが、さまざまな問題を抱える認知症介護の救世主となるかも?
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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