業界最新トレンド
ストレス発散やコミュニケーションツールとして、老若男女を問わず多くの人に親しまれている「カラオケ」。そのカラオケが、介護予防や健康増幅に効果があるという話をご存じですか?

これは、大手通信カラオケ業者と大学による、要介護者や健康な高齢者を対象にした共同研究で明らかになったこと。カラオケボックスでおなじみの“カラオケ通信システム”に、音楽プログラムや体操プログラムを取り入れた専用機器を使ってグループワークを行ったところ、健康状態やクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)、脳機能活動の向上などが見られたといいます。

カラオケには、自分の好きな歌を歌う前の緊張感と、歌い終わったあとの安堵感や解放感を感じることで自律神経のバランスが調節されたり、“楽しい”“面白い”という体験を周囲の人々と共有することで、元気な心と身体、明るい笑顔を取り戻す効果があるのだそう。

この専用機器は現在、全国6,700カ所以上の高齢者施設や行政機関などで導入されているといいます。血圧や脈拍などのチェックから、カラオケを使ったゲームやレクリエーションなどを一台で行えるため、施設スタッフの業務効率が上がることも魅力。利用者とのコミュニケーションがさらに深まるきっかけにもなっているんです!

全国の介護施設から、おじいちゃんやおばあちゃんの美声が聞こえてくる日も近いかも?
[
文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
]