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2013.12.09 UP

フィリップの毎日を冒険に変えたドリスのユーモアあふれる介護

大富豪とスラム街出身の青年は、
いかにして“最強のふたり”になったのか!?

パリの大富豪フィリップは事故が原因で首から下が麻痺し、介護が必要な身体に。そんな彼が介護者選びの面接で選んだのは、資格も経験もない、刑務所を出たばかりのスラム街出身の黒人青年ドリスでした。「失業手当が欲しいから、書類に不採用のサインをくれ」というドリスをフィリップが採用した理由は、自分に同情することなく対等に接してきたから。フィリップは、他の応募者の同情の言葉にうんざりしていたのです。好きな音楽も、ファッションも何もかもが正反対のふたりは衝突の毎日。しかし、本音でぶつかるうち、お互いを認め合うように。すると、毎日がワクワクするような冒険に変わり、ふたりに友情が芽生えてゆきます。そして、別世界に生きてきたふたりに起きる人生の奇跡とは…。

★★Helpman Point!★★

ドリスの介護はハッキリ言ってハチャメチャ。車いすを高速仕様にして街を疾走したり、セクシーな女性のいるお店で一緒にマッサージを受けたり…。しかし、それまで介護者に心を開くことがなかったフィリップは、そのようなドリスの「介護」のもとで、笑顔で毎日を過ごすように変わっていきます。ドリスの介護は、少々型破りではありますが、「こうしたらもっとフィリップは楽しいはず」と思うことを素直に実践しているだけ。そこに遠慮や憐みの情などありません。逆にドリスもフィリップに別の世界を見せられ、絵を描き始めるなど、よい影響を与え合っています。だからこそ、ふたりは主従関係、介護される者とする者ではなく、“最強のふたり”。フィリップとドリスを見ていると、介護にマニュアルなどなく、人と人とが向き合うことで成立する関係であることを教えられます。


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※画像はBlu-ray版のもの

【キャスト】フランソワ・クリュゼ、オマール・シー 【監督・脚本】エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 【撮影】マチュー・ヴァドピエ
【音楽】ルドヴィゴ・エイナウディ 【編集】ドリアン・リガール=アンス 【発売元】ギャガ 【販売元】アミューズソフト
(C)2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP

【文: 岡本のぞみ(verb)】

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