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2016.04.05 UP
厚生労働省の調べによると代表的な感染症であるインフルエンザの患者数は毎年1,000万人以上で、今年は例年よりも流行が長引いるとのことです。
介護施設では、多数の高齢者が集まるため、普段から感染症対策を徹底しておく必要がありますね。
感染症予防のために職員ができる対策は?
では、具体的にどのような方法が感染症予防に有効なのでしょうか?厚労省から出ている「高齢者介護施設における感染症対策マニュアル」(以下、マニュアル)では次のように書かれています。
感染対策の基本は、①感染させないこと、②感染しても発症させないことであり
そのためには、病原体を
①持ち込まない
②持ち出さない
③拡げない
ことが重要です。
上の図は、施設内での3点の対策方法を簡略化したイメージとなりますが、普段から皆さんが実践されている、マスクや手洗いなどが感染症の予防するために重要であることが良く分かりますね。
さらに、このマニュアルでは①~③のうち、「①持ち込まない」ことについて、次のように書かれています。
『インフルエンザやノロウイルス感染症のように高齢者介護施設において流行を起こしやすい感染症は、新規に発生することがまれであり、新規入所者等、職員、面会者などが施設外で感染して施設内に持ち込むことが多い。』
職員やご利用される高齢者の方は普段から意識をされていらっしゃいますが、見学される方や、ご家族、ボランティアの方に対しては、中々目の行き届かない部分があるかもしれません。
施設一丸となって、「手洗いやうがいの実施」・「マスクの着用」などを促すことで、感染症対策を万全にしましょう!
感染症対策の資料を印刷して、施設の掲示物や回覧資料として使ってみよう!
印刷資料は、下記URLからダウンロード出来ます!
http://helpmanjapan.com/caretore/160401_kansen.pdf
(出展元)
厚生労働省:「高齢者介護施設における感染対策マニュアル(平成25年3月)」の公表について
【文: 佐藤文彦】