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2014.08.05 UP
平均寿命の長さ世界一の日本。実は、存命する男女の世界最高齢者も日本人だということをご存じでしたか?
男性の世界最高齢者は、埼玉県さいたま市在住の百井盛さん。百井さんは1903(明治36)年2月5日生まれの111歳(※)で、2014年6月、世界最高齢の男性となりました。
一方、女性の世界最高齢者は、大阪府大阪市在住の大川ミサヲさん。1898(明治31)年3月5日生まれで116歳(※)の大川さんは、存命する世界最高齢者としてギネス世界記録も保持しています。
名実ともに長寿大国である日本。厚生労働省が毎年、敬老の日に発表するリリースを見ると、100歳以上の高齢者数は、2013年9月1日現在で5万4,397人。
東京ドームの最大収容人数が5万5,000人ですから、“OVER-100”のおじいちゃんとおばあちゃんだけで、あの大きなドームが埋まってしまうんです!
100歳以上の高齢者は近年、急速に増えていて、約50年前の1963年には153人だったのが、1981年には1,000人、1998年には1万人を超え、2012年についに5万人を突破。なんと300倍以上にもなっているんです。2008年から2013年の5年間を見ても、毎年3,000~4,000人のペースで増加しています。
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年には、100歳以上の高齢者数が20万人近くにまで増えるという予測もあります。そのころには、医療や介護にまつわる取り組みがいま以上に充実し、長寿“超大国”として、日本のノウハウが世界を席巻しているかも?
※ 年齢・記録は2014年7月現在のもの
【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】