ヘルプマン
2013.10.30 UP
「介護の会社なのに、旅行会社やエステとコラボ?」。いまの会社に出合って、介護業界のイメージが一変したと話すのは森大地さんです。高齢者の快適な生活をサポートするために、「ないものは自分たちでつくろう」という考えに、仕事の広がりを感じました。いまは、福祉機器のレンタル部門で働きながら、森さん自身、新しいビジネスの種を探しているところです。
介護+旅行、介護+エステ……
+αで新たな事業を創る
実家の清水区で畑と山と海に囲まれ、何にも縛られることなく自由奔放に育ちました。そんな環境が体に沁みついているせいか、やはり暮らすのは地元に限ります。
就活は業種問わず手当たり次第で県内のセミナーに参加し、出会ったのがインフィックでした。
13年前に訪問介護からスタートし、在宅の高齢者が望むことに柔軟に応えるため「今ないサービスは自分たちで創ろう」と、旅行事業やネイルアート、エステなどの事業を旅行会社やエステ会社等とのコラボで始めています。
そんなベンチャー精神あふれる会社と出会い、介護事業に対するイメージが一変しました。
介護事業は「まごころ介護サービス」で展開し、現場でご利用者のニーズを吸い上げながら、「インフィック」ではそれをヒントに新たな事業化を進める。そんな両輪で成長する経営に将来性を感じ、入社を決めました。
たとえば車いすがご利用者の
行動範囲を広げていく
レンタル事業も、在宅で暮らす高齢者の快適な生活をサポートするためのサービスのひとつ。
その人の身体状況や暮らし方に合わせて、最適な福祉用具をご提案することがまず大切です。車いすひとつ取ってもタイヤの大きさや幅、サイズ、付属機能など数十種類もの製品の中から最適な一点を選び出さないといけません。
また高齢者向けに住宅改修を行うサービスでは、手すりや段差解消などの工事を理学療法士、作業療法士、大工さんらと意見交換しながらまとめていくのも僕の仕事です。
何よりうれしいのはたとえば車いすを貸し出すことで、それまで部屋にこもりがちだった方が立ち上がったり、起き上がったりする回数が増えて、買い物なども前向きに取り組むようになった時。
「できないことができるようになった」と本人やご家族から感謝された時は提案が報われた瞬間です。
インフィックはトップともごく普通に会話ができるフラットな社風。
僕もいつかここでの気付きを元に何か新しい事業の種を発見したいと思っています。