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2015.03.19 UP

外出機会を増加させる? 多様化する高齢者の“生活の足”

高齢者の“生活の足”をサポートする、新しい取り組みが始まっているようです。

高齢者の移動支援といえば、コミュニティバスが全国的に普及していますが、最近では群馬県前橋市や栃木県宇都宮市など、地方の都市部を中心に、次世代型路面電車システム「LRT」の導入準備が進められています。

LRTとは「Light Rail Transit」の略で、低床式の車両や停車場のバリアフリー化により、高齢者や車いす利用者でも乗り降りがしやすい次世代型の軌道系交通システム。人と環境に優しい公共交通サービスとして欧米では評価されていて、国内では富山県富山市が2006年から導入。自動車を持たない高齢者の外出機会が増えたというデータもあるのだとか!

また、茨城県つくば市のロボット特区では、「セグウェイ」の技術を応用した車いすタイプのモビリティロボット「ジェニー」の走行実験が昨年から進められているようです。

「ジェニー」は一般的な車いすが苦手な段差の多い場所や砂浜でも走行できる車いす型モビリティで、セグウェイ同様、身体に大きな負担をかけることなく、行きたい方向に重心を傾けることで移動できるのだそう。

今年度(2015年度)から、セグウェイをはじめとするモビリティロボットの実証実験に関する規制が緩和されるため、欧米に比べて遅れていた同ロボットの実用化も加速するかもしれません。これからも「HELPMAN JAPAN」でウォッチしていきたいと思います!

【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】

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