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2014.03.24 UP

自己負担は原則1割 介護サービスはHow much?

介護をされている人や、その家族以外の人にとっては、介護サービスにどれだけのお金がかかるのか、なかなかイメージしにくいですよね?

そもそも介護保険のサービスにかかる費用は、原則として1割を利用者が負担し、残りの9割のうち半分を国や都道府県、市区町村の公費で、残りの半分を保険料で賄うことになっています。

例えば、要介護1~5の認定を受けた人が訪問介護(※1)の「身体介護」を30分以上1時間未満利用する場合、本来の料金は1回4,020円ですが、利用者の負担は402円です。

デイサービスは事業所の規模や要介護度によって金額が変わってきますが、通常規模の事業所(※2)で7時間以上9時間未満のサービスを受けた場合、1回の自己負担額は次のとおりです。

要介護1の利用者:690円/要介護2の利用者:811円/要介護3の利用者:937円/要介護4の利用者:1,063円/要介護5の利用者:1,188円

ただし、利用者はこうした介護サービスを無制限に1割負担で利用できるのではなく、1カ月の間で利用できるサービスの量(限度額)は要介護度別に細かく決められています。限度額を超えてサービスを利用すると、介護サービスにかかる費用を全額自己負担することになるんです。

厚生労働省のホームページには、介護保険法に基づく全24種類52サービスの利用者負担の金額が公表されています。気になる方は、ぜひチェックを!

※1 ホームヘルパーが利用者の自宅で、食事・排せつ・入浴などの身体介護や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活援助を行う介護サービス。ホームヘルプとも呼ばれる。

※2 1カ月の平均利用延べ人数が、301人以上750人以内の事業所

【文: 成田敏史(verb) イラスト: 株式会社コットンズ】

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