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漫画ヘルプマン!

2016.12.07 UP

だってもうすぐ死ぬんですよ!元気で動ける一日一日が、じじばばにゃ宝なんす!

あらすじ&作品紹介

フリーの介護士・恩田百太郎は、訪問介護の依頼を受ける。

依頼は、遠方へ葬式で出かけるため親を1日生活介護して欲しいという内容。

百太郎は、依頼者・堅田夫妻に代わり認知症高齢者・堅田タキのもとへ訪問する。

そこへ、タキのデイサービスの仲間だと語る、足の不自由な老翁・堤長次郎が訪ねてきた。

百太郎はタキが家族の留守中に男性と密会していた事実を知り感激!

実は、タキが当時恋をした男・イサと長次郎が似ていたことで、タキはイサ本人だと思い込んでいたのだった。

イサは、百太郎に親の介護をする家族が大きな誤解をしていると不満を吐露。

家族はタキが認知症になったことで、タキの個人的なお付き合いを抑制していた。

百太郎は、デイサービスでタキに恋をしたイサに全面協力。

老い先短い身の上で、人生最後の恋を成就させようと二人の気持ちを酌んで、ラブホテルへといざなうのだが……。

老人だって恋をする。そのとき、周囲の家族はどう受け止めるのか。

介護漫画の金字塔、待望の第6巻発売中‼

ヘルプマン!!主人公


恩田百太郎(おんだももたろう)

恩を百受ける男、恩田百太郎。介護を通じ、高齢者の圧倒的な知識や経験に学び、それを原資に、介護業界の矛盾を、等身大の高齢者視点で改善しようとする破天荒な青年。介護業界の主人公は高齢者自身とするがゆえに、介護保険制度や固定観念と日々対立。現在は、フリーの介護士として働き始める。
神崎仁(かんざきじん)

矛盾に満ちた介護業界の構造と闘う社会福祉士。介護福祉士、ケアマネジャーとキャリアを積む。ケアマネジャー時代に独居の在宅高齢者から頂いた“おしるこ”の温かさに触れ、目指す未来が明確に。人と社会をつなげるために日夜奔走中。現在は、介護の可能性を探るためショッピング施設内に地域の住民や機関・団体などをつなぐ「介護総合情報センター」を開設。

編集者からのコメント


日本は未曾有の大高齢化時代。当事者である高齢者、家族も、そして社会それぞれが前例のない経験をリアルタイムで体感している。そこには必ずリスクが伴い、時にリスク回避のため大きな誤解の末、間違った行動をとってしまうなど、問題を問題と気づかず見過ごすこともあります。本作は、介護専門に弁護活動を行う弁護士の方や、施設開業・施設運営・地域社会と介護の仕組み化などを行う方々への取材を行い『介護リスク』という問題に向き合い、高齢者の恋愛という題材から、どのようなリスクや誤解が生じるかにフォーカスしました。誰もが経験したことのない超高齢化社会に起こりうる問題に、真っ向から向き合った本作は、漫画というエンターテイメントの良さを最大限に活かした社会実験ドラマになったと思います。介護従事者のみならず、現代に生きるすべての人が直面する内容ですので、ぜひシミュレーションしてみてください。必読必至の1冊です!================================================
★ヘルプマン!! Vol.6 密愛編
価格:691円(税込)

【著者】くさか里樹 【発売日】2016年12月7日 【ISBN】978-4023315631 【発行】朝日新聞出版

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