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2024.04.08 UP

介護職の従業員満足度に関する調査資料を発表2023年

介護サービス業で働く人の約半数は現在の仕事に満足。満足と回答した人の約8割は勤続意向あり。利用者の満足度、職場内の活気、研修受講有無が満足度に影響あり。

調査について

『HELPMAN JAPAN(ヘルプマンジャパン)』は、介護業界の就労に関する実態を明らかにするため、全国の介護サービス業従事者を対象に調査を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、ご報告します。

調査結果トピックス

■ 調査対象の介護サービス業従事者のうち、51.2%が仕事に満足していると回答。前回調査(2022年度)より2.6ポイント上昇。
■ 仕事に満足していると回答した介護サービス業従事者の75.4%が勤続意向ありと回答。仕事への満足度を高めることが離職防止につながり人材確保につながると考える。
■ 利用者や入居者の満足度が高いと感じられる施設で働いていると、仕事に対する満足度も高くなる。
■ 個人評価が適切にされ、連帯感のある施設で働いていると仕事に対する満足度は高くなる。
■ 研修の受講と仕事への満足度は関連があり、介護実務に関わる技術・スキルに関する研修により満足度は高まり、モチベーティングなど介護実務に関わる技術・スキル以外の研修も実施することで満足度は更に高まった。 また、研修の実施により、「勤務先における、利用者や入居者の満足度イメージ」、「勤務先における職員同士の雰囲気」の両指標においてもポジティブな回答割合が高くなることが分かった。

解説

今回の調査により、仕事に対する満足度が高い人は勤続意向が高いことが分かった。また、働いている人の満足度が高い施設の要因として、「利用者や入居者の満足度が高いと感じられる」、「働く施設に活気がある」、「連帯感のある職場であること」が重要であることが分かった。一方、前回調査(2022年)と比較し、ICT機器の導入による満足度の差はみられず、ICT化は働く人にとって当たり前になってきていると推測される。従業員満足度を向上させるためには、物理的な職場環境の整備だけではなく、介護実務に関わる技術・スキル以外の、組織マネジメントやモチベーションに関する研修を通じて、連帯感のある組織風土の醸成をすることが、働き続けたいと思う従業員を増やすために重要なのではないだろうか。

 

詳細

本件の詳細はこちらからご覧ください。
https://helpmanjapan.com/pdf/20240325.pdf

【文: HELPMAN JAPAN】

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