HMJ活動紹介
2021.07.29 UP
「介護業界を、若者の就職先の選択肢のひとつに」~HELPMAN JAPANと就職Shopの取り組み~
介護業界は、団塊の世代が全員75歳以上になる2025年までに、約32万人の人材確保が必要と推計されています(*1)。2000年の介護保険法施行以降、介護業界で働く人の数は、約4倍になりましたが、介護が必要な人の数は、毎年平均約21万人ずつ増えており、需要の伸びに供給が追い付かないのが現状です(*2)。
更なる人材確保のためには、介護業界で働いた経験のない人に、介護の仕事を正しく理解して頂き、興味をもった人が未経験からでも安心して働ける職場とマッチングできる仕組みが必要です。このような課題認識から、HELPMAN JAPANでは、株式会社リクルートが運営する若者向けの仕事紹介カウンター・就職Shopと連携し、正社員就職を目指す若者に対して、就職先の選択肢のひとつとして介護業界を紹介する取り組みを行っています。
就職Shopは、登録者の90%が20代で、就職成功した登録者の4人に3人は正社員経験のない若者です。キャリアコーディネーターが登録者全員と面談を行い、幅広い業界・職種での就職成功を支援してきました。
HELPMAN JAPANとの連携を通じて、就職Shopのキャリアコーディネーターは登録者の興味関心や志向を踏まえつつ、専門用語を用いずに介護の仕事内容を紹介し、興味をもった人には応募意志不問の職場見学や、オンラインセミナーの参加機会を提供しています。また、その過程で、「給与が低い」や「残業が多い」といった代表的な「5つの誤解」を、データを用いて解きほぐすことで、正しい理解を促しています。
このような取り組みの結果、取り組みを開始した2018年以降、就職Shopを通じて多くの若者が介護業界での就職を実現しています。介護業界を専門とした仕事紹介サービスでないにも関わらず、介護業界への就業促進が実現出来ている点について、介護業界内外から好意的なご評価を頂いています。
▼シルバー産業新聞「介護未経験の若年層 新たな人材に」(2020年4月10日)
https://www.care-news.jp/news/8JJKV
▼瓦版「若い求職者の可能性を拡げる「介護職」との出会い」(2020年5月12日)
https://w-kawara.jp/newest-workstyle/20200512-good/
これからもHELPMAN JAPANは、介護業界で働いた経験のない人にとって、介護業界が就職先の選択肢のひとつとなるように取り組みを続けて参ります。業界未経験者の採用についてご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非お問合せ下さい。
▼お問合せはこちらから
http://helpmanjapan.com/inquiry
【出典】
*1 厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」(2021年7月9日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207323_00005.html
*2 厚生労働省「介護職員数の推移」(2021年7月9日)
https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/000804139.pdf
*3 厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数(都道府県別)」(2021年7月9日)
https://www.mhlw.go.jp/content/12004000/000804132.pdf
2025年度の必要数と現状推移シナリオによる介護職員数の差分を合計した数値
【文: HELPMAN JAPAN】