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最近、働く人にうれしい魅力的な職場づくりに取り組む施設が増えています!

例えば、東京都杉並区の「ライフ&シニアハウス井草」の「ニヤリホット」活動。「ニヤリホット」とは、介護・医療現場を中心に使われる「ヒヤリハット」から派生したもの。現場であった思わず「ニヤリ」とした出来事や、「ホッと」心が温まった瞬間など、高齢者のよいところを見つける取り組みです。

例えば、車いすの利用者がスタッフの見ていないときに立ち上がって歩こうとした出来事を、「ヒヤリハット」なら「転倒につながる!」と危険性に着目するのに対し、「ニヤリホット」では「自分で歩こうとがんばっている!」と、捉えて報告し合うそう。

現場での安全重視はもちろん大切ですが、ネガティブな部分にばかり目を向けて不注意を責めるような雰囲気では、スタッフたちもピリピリしてしまうはず。また、前述の車いす利用者のケースでは、その後、自力で立って、少しずつ歩いてもらうようにしたことで身体機能が向上するなど、利用者へのメリットも出てきているようです。

また、多くの現場で取り入れられているのが、スタッフ間で積極的に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え合う「サンクスカード」。例えば、元気会横浜病院(http://helpmanjapan.com/article/4232)では、多い人で月に100枚以上のサンクスカードを書いているそうで、「周りのスタッフの仕事への取り組みなど、広い視点で物事を見られるようになった」と好評なのだとか。

どちらの例にしても、その人の「いい部分」に着目する姿勢がポイント。それは、利用者に対しても働くスタッフに対しても同じです。まずは、いつもと少しだけ視点を変えてみることから、魅力的な職場づくりが始まるのかもしれませんね!
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文: 高木沙織(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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