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2000年の介護保険制度の施行以来、私たちは自分の受ける介護サービスを自ら自由に選べるようになりました。でも、実際のケアプランをつくるのはケアマネジャーの仕事だと思っていませんか? 実は、ケアプランは、自分で作成できるんです。

確かに、自己作成には時間と手間がかかるのも事実。しかし、孤軍奮闘の心配はありません。同じく自分でケアプランを作成する利用者や家族、そして福祉・医療の専門家などの賛同者たちが手を結んで集まった団体があるのです。

それが、「全国マイケアプラン・ネットワーク」。そこでは、情報交換をしたり、専門家の助言を受けたり、介護保険についての勉強をしたりしながら、それぞれのケアプランを作成しています。公式サイトでも、ケアプラン作成のQ&A を掲載したり、書類作成のためのフリーソフトを提供したりと、役に立つ情報満載です。

ケアプランの自己作成に取り組むようになると、介護保険制度そのものへの理解が深まります。また、事業者と直接やりとりするので急な変更やキャンセルもスムーズに行えるなど、実用面でのメリットも多い模様。なにより、自分の受けたい介護サービスを主体的に選び、責任を持って暮らしを組み立てていくことは、より「自分らしく」生きることにつながるのです。

賢い消費者となることが、そのサービスや制度を育てていくのでしょう。まだまだ自治体のバックアップ体制が整っていないなど課題も多いですが、改善に向けて取り組む価値は大いにありそうです。将来的には、自己作成が当たり前の時代が来るでしょうか? 今後の動向に注目したいですね!

※全国マイケアプラン・ネットワーク(http://www.mycareplan-net.com/
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文: 高木沙織(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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