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母への思いがカンチョリを
強くたくましく成長させる

まわりからカンチョリと呼ばれるカン・チョルは釜山港で働く純粋で母親思いの青年。母・スニさんは病気で認知症ですが、天真爛漫なかわいらしい女性。カンチョリは予測不能な母の行動に振り回されながら、一日でも長く一緒に暮らせるよう、高い手術費用をなんとか工面しようと一生懸命。しかし、スニさんの容体は悪化する一方。ある日、カンチョリはチンピラで幼なじみのジョンスと一緒にいたところ、裏社会の組織のドンであるサンゴンとフィゴン兄弟のたくらみに巻き込まれ、敵対するヤクザのドンの命を狙う役割を命じられ…。

★★HELPMAN Point!★★

母・スニさんは、認知症の症状から銭湯の煙突によじ登ったり、部屋を乱雑にしたり…。カンチョリが家に帰るとボランティアから“もう限界です”とメッセージが残されることも。しかし、カンチョリはいやな顔をせず、「授業をやろう。奥様、お名前は何ですか?」と優しく語りかけ、仕事から早く帰る約束を守れるようにがんばります。

カンチョリも、時に自分のことを幼稚園児扱いし、過去をさまよう母を悲しく思うこともあります。しかし、母が正気に戻っているとき、自分に対して申し訳なく思っていることもちゃんとわかっています。そんなスニさんとのやりとりからは、カンチョリが母の“介護をしている”という気持ちではなく、母と“ふたりで楽しく暮らしたい”という思いが伝わってきます。

そんなふたりに思いもかけない運命が待っていますが、映画を見終わったとき、カンチョリの献身的な愛情は、結果的にカンチョリを強くたくましくさせていたのだなと気付くはず。介護する人とされる人というのは、案外そんな関係なのかもしれません。
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★「カンチョリ オカンがくれた明日」
発売日:2014年11月5日 ※同日レンタル開始
価格:4,700円+税(DVD)



【監督・脚本】アン・グォンテ 【キャスト】ユ・アイン、キム・ヘスク、キム・ジョンテ、キム・ソンオ、チョン・ユミ、イ・シオン【発売】CJ Entertainment Japan株式会社 【販売】株式会社ポニーキャニオン
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文: 岡本のぞみ(verb)
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