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漫画ヘルプマン!

2014.03.31 UP

認知症にどんなイメージを持っていますか?

あらすじ&作品紹介

20年前に女性宇宙飛行士として活躍した汲田 光。60歳になった今も講演会などで各地を飛びまわる日々でしたが、そんな彼女のもとへ父親が認知症になったという連絡が届きます。

変わってしまった父を在宅で支えながら、知識欲あふれる光は地元の「認知症重度化予防実践塾」にも参加。そこでの勉強や父をケアする百太郎の“爆弾発言”を通じて、認知症とは何か、どう接すれば父親が自分らしさを取り戻せるか、試行錯誤しながら見つけ出していく過程が丁寧に描かれます。

認知症とは“厄介な社会問題”ではなく、むしろ新たな社会を創造していく“推進力”ではないのか……?

失敗と学びを繰り返して光が導き出した理論に、百太郎の「オレ認知症のじじばばが大好きなんで」というストレートな言葉が加わって、たくさんのことを読者に気づかせてくれます。

ヘルプマン!主人公


恩田百太郎(おんだももたろう)

恩を百受ける男、恩田百太郎。介護を通じ、高齢者の圧倒的な知識や経験に学び、それを原資に、介護業界の矛盾を、等身大の高齢者視点で改善しようとする破天荒な青年。介護業界の主人公は高齢者自身とするがゆえに、介護保険制度や固定観念と日々対立。

神崎仁(かんざきじん)

矛盾に満ちた介護業界の構造と闘う社会福祉士。介護福祉士、ケアマネジャーとキャリアアップし、現在社会福祉協議会に属している。ケアマネジャー時代に独居の在宅高齢者から頂いた“おしるこ”の温かさに触れ、目指す未来が明確に。人と社会をつなげるために日夜奔走中。

編集者からのコメント


著者であるくさか先生が、実際に「認知症重度化予防実践塾」に参加し、認知症になりにくいお役立ち情報を勉強! 作品化する前は、1巻で纏めようと打ち合わせしていただけに立ち上げ時は難航。主人公を人体を科学的に熟知する宇宙飛行士にしようと、当時の「宇宙兄弟」の担当編集に相談し、宇宙飛行士・山崎直子氏に取材。これまでに無い作品に仕上がりました!

★ヘルプマン!(25) 認知症予防編
価格:552円+税

【著者】くさか里樹 【発売日】2014年01月23日 【ISBN】978-4-06-352495-6 【発行】講談社 イブニングKC
イブニング2013年17号~24号、2014年1号に掲載された作品を収録しました。

【文: 小林 景悟(あらすじ&作品紹介)】

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