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活動紹介

2013.12.24 UP

「お年寄りが簡単にアートを 楽しめるようにできないか?」 Merry Christmas! @津田沼

株式会社abaのCEO若手女性起業家、宇井吉美さんからモーションセンサーを使い、手を動かすだけで誰でもデジタル・アートが描ける技術の製品化のための体験会をやります!と編集部に連絡をもらい出かけました。場所は千葉県・津田沼にある「茶話本舗(デイサービス喜楽々)」。この日の津田沼は気温6℃。すっかり冬らしさが増したクリスマス直前のクリスマスイベント&体験会はどんな盛り上がりを見せたか。ぜひ、レポートをご覧ください。

これっておもしろい!リハビリに使えるよ!

この日の企画者は、千葉工業大学工学部未来ロボティクス学科 松山周平くん。
研究開発中の「Digital Art Therapy~モーションセンサー」を大学の介護ロボットの開発に絡んだイベントで紹介した際、そこに協力参加していた㈱日本介護福祉グループ会長・藤田氏が興味を持ったことからはじまった。実際にご利用者さんに使ってもらう製品化のための体験会が行われることになった。

この実験の企画運営者は、松山周平くん、新宅弘明くん(ロボティクス学科の二人)に先輩の宇井吉美さんの三人。そして実験の機会(場)である「茶話本舗(デイサービス喜楽々)」を提供してくれた、㈱日本介護福祉グループ広報部の山本怜さん。

14時00分、準備が整いドキドキのクリスマス実験イベントはスタートした。*写真右から、広報部・山本さん、宇井さん、松山さん、新宅さんこの日はご利用者さん9人の前で、クリスマスプレゼントにやってきました!と、松山くん・宇井さん司会で会はスタート。さて、コンピューターを使ったアートに、利用者であるお年寄りみんなが興味を示してくれるか、参加してくれるのかドキドキの中、まずご挨拶から。

この日用意した実験プログラムは3つ。「クリスマスツリーに星を描くプログラム」、「富士山を描きオリジナル年賀状をつくるプログラム」、「フリーハンドで自由にアートを描くプログラム」の3部構成。
はじめに解説。仕組みはいたって簡単。イスの上のセンサーの上で、手を自由に動かすと、襖に投影されたクリスマスツリーに、自由に流れ星を描くことができる仕組みだ。けっこう高い位置で(センサーから離れて)、手を動かしても星が描ける。高い位置から星を振らせたいときは手を挙げて、ツリーの下の方に星を描きたいときはセンサーに手を近く低い位置で、とみんな手さぐり。

まずは、星を描く体験からスタート

「きれいだぁ」と、歓声があがる。

はじめは、何が起こっているのか、ご利用者さんもわかっていなかったが、「見て見て、あの黄色い星は○○さんが描いているんだよ!」の声で、みんな仕組みがわかってきた様子。全員で順番に星を降らせる練習で、会が盛り上がりはじめた。

二つ目は、富士山を描く実験

一人ひとり描いた富士山は、年賀状としてその場で印刷してプレゼントする企画。ゆっくり手を動かしながら、富士山を描くことに挑戦。裾野を描くときは、サーっと手をオーケストラの指揮者のように動かすお年寄り、途中で「富士山の歌」を歌いながら絵を描くご利用者さんも。

さて三つ目のプログラムは、
自由にアートを描く実験!

この頃になると、みなさん慣れてきた様子で、手の軌道にあわせて障子に描かれる書きなぐったような表現に、どんどん手が宙を舞う。「なんか、汚ねぇ絵になっちまったなぁ。ドブみたいだぁ」のご利用者さんの声に、笑い声。
では、もっと綺麗なアートを描けるバージョンに、と違うバージョンも。「おぉ、きれいだぁ」の声。みなさん、絵を書く方も、見る方も、集中しています。障子がカラフルな色で埋め尽くされたところで、実験は終了。

描いた絵は、
その場で年賀状にしてプレゼント

一人ひとりが思い思い描いた富士山は、その場ですぐに年賀状に。描いた絵に入れるタイトルデザインはいくつか選べる。一番人気は「謹賀新年」。シンプルなのが、みなさんお好きでしたね。

体験会を終えて

「いろいろ気づきや発見がありました。富士山を描くプログラム自体は僕がコントロールしてつくっているので、あまり表現の幅を狭めてしまうと楽しめないのでは?もっと自由度が高い方がいいのでは、と気づきました」と体験会を企画した松山周平くんは語ってくれました。

取材後の感想だが、実際に見ていて3つ目に行った、手の軌道にあわせていろいろ描けるプログラムの方がいいかもしれないと思った。手を大きく動かせばダイナミックに、小さく早く動かせば細かなタッチのデジタル表現ができる表現力はけっこう使える感じ。自己表現している感覚が、ご利用者さんを夢中に、楽しそうに、しかも長く、惹きつけていたきがする。

かくして、本日の実験は記念撮影をして終了。

また今回取材させていただいた、「Digital Art Therapy~モーションセンサー」は、すでにクラウドファンディング上に上がっている。

以下、クラウドファンディングのURL。
http://www.gadgeban.com/project/no007.php

これからの展開が楽しみな実験レポートでした。~Merry Christmas!~

【文: 友田 光亮 写真: 友田 光亮】

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