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日本は世界トップクラスの超高齢社会といわれていますが、では、周りのアジアの国々はどんな状況なんでしょう?

まずは中国。人口が13億人を超える国ですから、高齢者の数もすごいことになっているのかなと思ったら、やっぱりすごかった…。2010年の時点で高齢化率は8.4%で、高齢者数は1億1,354万人(※)。2050年には3億3,131万人に達するともいわれています! 

とはいえ、介護分野はまだまだ黎明期。日本の介護福祉士にあたる「養老護理員」という資格職はあるものの、賃金などの待遇面や専門知識・技術の問題から、職業として確立されているとは言い難いんだそう…。

韓国も高齢化率は2010年時点で11.1%と、中国同様、日本とはまだ開きがありますが、2050年には34.9%まで上がり、世界のなかで日本に次ぐ高齢者大国になると予測されています。

台湾は日本とほぼ同じスピードで高齢化が進んでいると話題になっている国。2010年時点で高齢化率は10.6%ですが、2050年には国民の3人に1人が高齢者という超高齢社会に突入するといわれているんです。

そんな国々でいま注目されているのが日本の介護です。韓国は日本の介護保険制度を参考に「老人長期療法保険法」が制定されましたし、中国では日本の介護施設と交流・提携し、日本のノウハウを中国の現場に取り入れる施設も出てきているんだとか。ひと足先に超高齢社会を迎えた日本が、さまざまな面でリードできると期待されているんですね。


※ United Nations「World Population Prospects: The 2012 Revision」より
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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