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「日本は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている」と聞いても、「そうなんだ~」と思うだけでしたが、高齢化の“速さ”に関するデータを見て納得しました…。

世界各国の高齢化率を、7%を超えてからその倍にあたる14%に達するまでにかかった年数(倍化年数)で比較した場合、フランスは126年、スウェーデンは85年、イギリスは46年、ドイツは40年かかっているのに対して、日本はわずか24年! 24年という世界ダントツのスピードで高齢化が進んできたのだそうです。

では、日本以外の国の高齢化事情はどうなのでしょう? 2050年までの高齢化率を予測した国連の「World Population Prospects: The 2012 Revision」によると、将来、日本に次いで高齢化率が高くなるといわれているのが、お隣の国・韓国。2010年時点の韓国の高齢化率は11.1%ですが、2050年には34.9%となり、日本の38.8%(※)に迫る勢い。

一方、2010年の時点で世界第2位の高齢化率(20.8%)であるドイツは、2050年には32.7%となり、アジアを除く世界のなかでは一番高い水準になるんだとか。

世界一の人口を誇る中国はどうでしょう。2010年の高齢化率は8.4%と、数字だけ見れば少ないものの、高齢者数でいえば1億人以上という計算に! 2050年には23.9%まで高齢化率が高まると考えられており、中国には巨大な介護サービス市場の可能性がありそうです。


※ 2050年の日本の高齢化率の推計は、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成24年1月推計)の出生中位・死亡中位仮定による推計結果より
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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