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皆さんは、自分のおじいさんやおばあさんと一緒に暮らしたことはありますか? 2011年現在、65歳以上の高齢者がいる世帯は、全世帯(4,668万世帯)のうちの約4割で1,942万世帯。そのうち「3世代世帯」は299.8万世帯と、年々少しずつ減ってきています(※1)。

一方で増えているのが「夫婦のみの世帯」や、独居老人と呼ばれる「単独世帯」。特に夫婦のみの世帯は581.7万世帯と、高齢者がいる世帯のなかでもっとも構成割合が多く、単独世帯と合わせると半数を超える(※2)計算になります。

そんな高齢者だけでの生活には、万が一のときの不安がつきまとうものですが、最近新しい生活スタイルのひとつとして注目を集めているのが「シェアハウス」です。

若者を中心に居住スタイルの新しい形として市民権を得つつあるシェアハウスですが、いまでは若者と高齢者が一緒の住居で暮らすタイプのものや、高齢者限定の賃貸マンション型シェアハウスなど、その種類も多様化しているそう。

ちなみに、独居老人や孤独死が日本と同じように大きな問題となっているフランスでは、学生と高齢者の「世代間同居」がNPOや企業などが仲介に入って推進されていて、1,000組を超える世代間同居がフランス国内で行われているんだとか。こうした取り組みは、若者や高齢者の孤立やオールドタウン化(※3)、行政が高齢者を見守るコストの増加などを解決できるとして、高齢化が問題となっている諸外国からも注目を集めているようです。


※1 厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成23年)より
※2 65歳以上の高齢者がいる世帯の総数に占める割合
※3 住民の高齢化や人口減少により、地域の商店街が衰退したり、住宅や施設が老朽化している問題
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文: 成田敏史(verb)
イラスト: 株式会社コットンズ
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